■ STUDIOUSの空間に求められる「東京的な美しさ」
STUDIOUSは、「TOKYOブランド」を軸に国内外へ発信を続けるセレクト業態です。
その空間設計において求められるのは、単なる“和”ではなく、
・ 余白の美しさ
・ 線の精度
・ 素材の質感
・ 静けさのある存在感
といった、東京的に再編集された洗練された空間表現です。
今回、障子.comでは
以下4店舗において建具(障子)の製作・納品を行いました。
・ STUDIOUS WOMENS 北千住
・ STUDIOUS WOMENS 表参道
・ STUDIOUS 京都三条
・ STUDIOUS 心斎橋
・ STUDIOUS WOMENS 六本木
いずれも、ブランドの世界観を崩さず、
空間の精度を一段引き上げる役割として障子が採用されています。
■ 各店舗の位置づけと出店背景
北千住|日本最大級ターミナルへの展開
北千住は、新宿・渋谷・池袋・横浜に並ぶ乗降客数を誇る巨大ターミナル。
インバウンドだけでなく、日本人の生活導線上にある重要なマーケットです。
STUDIOUSにとっても、
「足元商圏の強化」という戦略的出店となっています。

表参道|ブランドの世界観を体現するエリア
表参道は、国内外のブランドが集まる日本有数のファッションエリア。
STUDIOUSにとっては、「東京ブランド」を象徴する場所でもあります。
この立地において求められるのは、
トレンド性だけでなく、空間そのものの完成度。
障子は、主張しすぎず、それでいて空間に奥行きと静けさを与える要素として、
ブランドの世界観を支える役割を担っています。

京都三条|関西発の路面旗艦
京都三条は、MEN’Sに加えてWOMENSが新たに加わった拠点。
関西初の路面店として、ブランド発信の起点となる店舗です。

心斎橋|関西進出の原点をアップデート
心斎橋は、2010年の関西初出店の流れを受け継ぐ象徴的エリア。
今回のリニューアルでは、WOMENS単独から複合店へ進化しています。

六本木|新たなマーケット開拓
六本木ヒルズへの出店は、STUDIOUSにとって新しい挑戦。
従来の客層とは異なるエリアでのブランド展開となります。

■障子の役割は「和風演出」ではない
今回の施工で最も重要だったのは、
障子を“和風装飾”として使わないことです。
STUDIOUSの空間において障子は、
主張しすぎない
しかし確実に空間の質を引き上げる
光と奥行きをコントロールする
という役割を担っています。
■建具に求められる「設計精度」
商業空間において障子を採用する際、最も難しいのが以下です。
・ 光の透過時の見え方
・ 複数枚の重なり
・ フレームラインの揃い
・ 可動時のストレスのなさ
わずかなズレでも、
空間全体の“美しさ”を壊してしまうのが建具の特性です。
つまり、障子はデザイン要素ではなく“空間精度を整える装置”として機能しています。
■障子.comが提供した価値
今回のプロジェクトでは、単なる製作ではなく
設計段階から以下の価値提供を行っています。
① 空間設計 × 建付設計
設計図をそのまま製作するのではなく、
建具として成立させるための調整を実施。
・ 障子を開けた際の見え方
・ 骨のラインの揃い
・ 光の抜け方
まで考慮し、空間全体の完成度を引き上げる提案を行いました。
② クリエイティビティ × 実現可能性
建築側のデザイン意図を理解した上で、
・ 実際に納まるか
・ 長期使用に耐えるか
・ 美しさを維持できるか
を判断し、実現可能な形へ落とし込むのが建具職人の役割です。
③ 細部に宿る品質
建具は、壁や什器と違い“動く要素”です。
だからこそ、
・ 数ミリの狂い
が体験価値に直結します。
私たちは、
「神は細部に宿る」領域を担う職種として、
ミリ単位での調整を徹底しています。

■商業空間における障子の可能性
今回のSTUDIOUS各店舗の事例は、
障子が持つ新しい可能性を示しています。
・ 和室以外でも成立する
・ モダン空間と共存できる
・ ブランドの世界観を壊さない
・ むしろ引き上げる
これは、単に「障子を使った」ではなく、
“設計と建具が噛み合った結果”です。
■まとめ|建具は空間の完成度を左右する
商業空間において、建具は最後の仕上げでありながら、
空間全体の印象を決定づける要素です。
・ 設計の意図を理解できるか
・ それを形にできるか
・ 細部まで成立させられるか
この3点が揃って初めて、空間は“完成”します。
■BtoB企業様へ
障子.comでは、
・ 店舗設計段階からの建具提案
・ ミリ単位のオーダーメイド対応
・ 商業空間向けの高精度建具製作
を行っています。
「和を取り入れたい」ではなく、
「空間の質を上げたい」企業様へ。
設計と施工の間を埋める存在として、
ぜひ一度ご相談ください。