障子.comとは

About

「障子.com」とは、山形県酒田市で約110年に渡り建具を作り続けてきた「齋藤勇治建具店」が運営する障子・建具専門の販売サイトです。

私たち障子.comは「和の心と調和を大切にし、心安らぐひとときをつくります」

障子は、単なる間仕切りや窓の装飾ではなく、光や風を取り込むことでインテリアデザインと自然の調和を図れる、日本特有の美しい建具です。

私達はその「美しさ」と「便利さ」を日本全国に伝えるため、厳選した素材にこだわり、熟練の職人による技術で、ミリ単位のオーダーメイドなどをはじめお客様の満足いただける確かな品質の障子・建具をご提供します。

日本の伝統を活かし、新しい価値を生み出す「障子.com」。

あなたの心地よい住空間を彩る、あなただけの特別な障子をぜひ「障子.com」で見つけて下さい。

理念

齋藤勇治建具店のこだわり

齋藤勇治建具店で製作する障子・建具は全て、良質な「秋田杉」を使用しております。赤白が混じった上品な木目と、日本の和を感じさせる温もり、柔らかさを備えた材質です。その質感を最大に活かす「無塗装」の商品を取り扱っております。

また、仕上げ作業は全て手仕上げによって行います。熟練の職人が一つ一つ手作業で行う、寸分違わぬ造りの良さを感じていただければ幸いです。

障子はその柔らかさ・軽さに建具としての美しさがあると考えます。そのため、際立って頑丈なものではありませんが歪みや傷みに配慮した丁寧な造りにこだわりました。丁寧に扱っていただくことで、長い間その美しい経年変化をお楽しみいただけます。

さらに当店の障子は、美観を損なう調整具、金具などは一切排除したデザインを採用しております。ですので、より自然な風合いのインテリアになじむ障子となっております。

障子・建具への想い

会長・齋藤優晴

「障子」はあくまで「家をかたちづくるインテリアの一部」と私達は考えています。

私が一級建築士として、住宅全体のデザインを経験してきたからこそそのような想いを持つようになりました。

現代インテリアにも溶け込む、確かな品質の障子を職人の手仕事により、着実にお客様のお手元にお届けする。

齋藤勇治建具店は、その使命を今後も全力で果たしてまいります。

製品について

障子.comでは、品質にこだわり抜いた製品をお届けしています。
一見同じように見える障子でも、製造過程や仕上がりに大きな違いがあります。

安価な障子との違い

市場に出回る安価な障子は、コスト削減を優先するため、素材や製造工程に妥協が見られることが少なくありません。例えば、使用される和紙が薄く破れやすい、あるいは木枠が軽量な木材や人工素材で作られているケースがあります。こうした障子は耐久性が低く、短期間での交換が必要になる場合もあります。

一方、障子.comの製品は、厳選された高品質な和紙と木材を使用しています。これにより、見た目の美しさだけでなく、長く使える耐久性を兼ね備えています。高品質な素材から生まれる障子は、光の通り方や触り心地にも違いが現れ、空間全体の印象を格上げします。

ミリ単位でサイズの指定が可能

障子.comでは、既成サイズの製品だけでなく、オーダーメイドでの製作も承っています。お客様のご希望に合わせて、ミリ単位でのサイズ調整が可能です。これにより、既存の窓枠や間仕切りにピッタリと収まる障子を作ることができます。

特に、古民家やリフォームされた建物では規格外のサイズが必要になることが多くあります。障子.comでは、そうした特別なニーズにも柔軟に対応します。オーダーメイドの障子は、空間全体に統一感をもたらし、インテリアの美しさを引き立てます。

職人の紹介

障子.comで販売される建具製品は、すべて齋藤勇治建具店の職人が長年の経験と確かな技術で、一枚一枚丁寧に障子戸を制作しています。
伝統的な技法を守りながらも、現代の住環境に合わせた工夫を施し、見た目の美しさだけでなく、耐久性や使い勝手にもこだわっています。

木材の選定から加工、組み立てに至るまで、すべての工程において職人の手仕事が光ります。
特に繊細な桟の組み合わせや、紙張りの精度は熟練の技が求められる部分で、寸分の狂いも許されません。
また、お客様のご要望に応じたオーダーメイドにも対応し、空間に調和する理想の障子戸をお届けします。

細部まで妥協しない技術と、木のぬくもりを活かしたものづくりへの情熱が、当社の建具職人の誇りです。
伝統の技と現代の感性が融合した障子戸を、ぜひご覧ください。

障子の魅力

日本の伝統的な建築に欠かせない「障子」は、その美しさと機能性で多くの人に愛されてきました。
近年ではモダンな空間にも取り入れられるなど、時代を超えてその価値が見直されています。
障子.comでは、障子の魅力について掘り下げていきます。

本物の和紙による障子の良さについて

本物の和紙で作られた障子の最大の魅力は、自然光を柔らかく拡散する特性です。和紙の繊維構造は、光を優しく通しながらも眩しさを和らげ、空間全体に穏やかな明るさをもたらします。また、和紙には調湿効果があり、湿気の多い日本の気候に適した素材です。

さらに、本物の和紙はその見た目の美しさと実用性を兼ね備えており、手作りならではの風合いや模様が、空間に個性と深みを与えます。丁寧に扱えば長く使用できるため、環境にも優しい選択と言えるでしょう。

障子の温かみ

障子が空間に与える温かみは、その自然素材による質感と光の効果から生まれます。木枠と和紙が生み出す柔らかな陰影は、視覚的にも感覚的にも心地よい雰囲気を作り出します。また、障子は空間を仕切りながらも完全に遮断せず、光や風を適度に通すことで、外と内の調和を生み出します。

この特性は、日本文化が重んじる「間(ま)」の美意識と調和しています。障子を通じて感じられる開放感や静けさは、現代の忙しい生活の中で心を落ち着ける効果もあります。

和紙だけが持つ価値

プラスチック製の障子はコストやメンテナンス面で便利な点がありますが、本物の和紙障子が持つ独特の風合いや温かみには及びません。特に、和紙が作り出す柔らかな光の陰影や手作りならではの個性は、人工素材では再現不可能です。

さらに、和紙障子はその自然素材ゆえに環境負荷が少なく、持続可能な選択肢です。一度手に入れれば長期間使用できるため、経済性にも優れています。この点でも、プラスチック障子とは一線を画す価値を提供します。

運営会社概要

齋藤勇治建具店の歴史

1915年(大正4年) 1代目齋藤久治が酒田市上台町で創業
1969年(昭和44年) 酒田市両羽町の木工団地に移転
1970年(昭和45年) 2代目齋藤勇治が「齋藤勇治建具店」を起業
1990年(平成2年) 昭和天皇が即位した大嘗祭に建具を奉納
2013年(平成25年) 3代目齋藤優晴が代表取締役社長に就任
2024年(令和6年) 4代目齋藤晴紀が代表取締役社長に就任
2025年(令和7年) 障子.comの運営開始

かつて「西の境、東の酒田」とうたわれ、北前船の寄港地として日本の中心と言われるほど繁栄した湊町・山形県酒田市。江戸時代には北前船によって米や魚、特産物などが江戸や大阪に運ばれ、酒田の街には多数の商人が降り立つことで、様々な文化を運び込み独自の文化が育ちました。

そのような背景のある酒田で「齋藤勇治建具店」は大正4年に創業。料亭文化が色濃く残る酒田市上台町にて約50年操業したのち、木工産業の近代化の波に乗る形で酒田市内の木工団地に移転。同時に法人化し、現在の形となりました。

昭和天皇が即位した際に皇居にて執り行われた「大嘗祭」に建具を奉納するなど、約150年の歳月に渡り日本の建具文化と向き合ってまいりました。

4代目となる現在、先代から受け継いだ技術と経験を活かし、現代のニーズに合った新しい価値を生み出すため邁進してまいります。

会社情報

会社名
有限会社 齋藤勇治建具店
本社所在地
〒998-0832
山形県酒田市両羽町11-5
代表者
齋藤 晴紀
事業内容
板戸、格子戸、障子、格障子、襖(ふすま)、飾り棚、欄間、室内窓など、建具の製造・販売。