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記事一覧

2025.08.04

いい障子を作るなら材料選びに時間がかかるのが当たり前なんです【全国発送の障子.com】

皆さん、障子ってただの仕切りだと思っていませんか?でも、実は使う木材一つで見た目も耐久性も大きく変わります。この動画では、職人がこだわる木の選択から、長く愛される障子ができる理由までお話します。 ■ホームセンターの木材は障子に使える? 結論からいうと、難しいです。うちの木材は、曲がった状態で加工されていることが多く、長い障子を作るときにすぐにそれができることができません。特に2mを超える障子の場合、材料に少しでも曲がりがあるとすぐに使えなくなります。 ■木材選びの3つのポイント 木を選ぶ際には、大きく分けて「色」「重さ」「木目」の3つを重視します。 【1.色】 杉材には「赤身」と「白身」があります。障子に使うのは主に赤身ですが、色が濃すぎる赤身は乾燥すると割れやすく、長尺の材料には向きません。淡い赤身のほうが扱いやすく、美しい障子に仕上がります。 【2.重さ】 長さ4mの木材を手に入れると誰でも重く感じますが、実際には同じサイズでも重さが違うものがあります。 軽い木はしっかり乾燥していて水分が抜けているため、曲がりにくい障子に適しています。 【3.木目】 まっすぐで細かい木目を持つ木は、反りや曲がりが少なく、長い障子でも形を保ってくれます。特に、外側の白身部分を切り落とし、赤肌木目がまっすぐ通った部分を選んで使います。 ■いい木でも使える部分はわずか 幅の広い板を見ても、実際に障子の「かまち」として使える部分はほんのわずかです。節を避けたり、白身を外したりして切り出すと、一本の木から取れる材料はほんの少し。長い障子に使える木となると、さらに限られてしまいます。 ■曲がった木はどうなる? ただし、元々曲がっている木はどうしても反り出しやすく、2mを超える障害子には不向きです。最初からまっすぐな木こそが、良い障害子を支える条件なのです。 ■現代の家と障子の長さ 最近の住宅は天井が高く、2mを超える障子の注文が増えています。そのため職人はますます慎重に材料を選び、お客様に喜んでいただける障子を仕立てているのです。 ■まとめ ・ ホームセンターの木材では長い障子は難しい・ 色・重さ・木目の3つが材料選びの基準・ 堅板からでも使える部分はごくわずか・ 2mを超える障子には、特にまっすぐな良材が目安 障子作りの真髄は、実は「見えないところでの材料選び」にあります。一本の木と向き合い、最適な部分を見極めることで、美しく見せる障子が完成するのです。 ■最後に 「斉藤勇治建具店」で作る障子はすべて職人が1本1本こだわって選んだ木材を使って丁寧な障子作りを信条としています。興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comで自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#リノベーション #障子

2025.08.01

【保存版】障子を一番綺麗に剥ぎ取る方法を教えます!【障子張り替え】

視聴者の方から 「古い障子を剥がすとき、のり紙や残り当面のが大変で、カッターなどで削ると木の部分まで傷ついてしまいます。何かうまい方法はありませんか?」 という質問が届きました。その質問に建具職人・佐藤さんがお答えします。 ■ポイント①:濡らし方 障子をきれいに剥がすには、大きく2つのポイントがあります。 1.濡らし方 2.道具の使い方 まず、濡らす際に使う道具ですが、 たっぷりの水水をよく吸う清潔な布 をご用意しております。 作業の際には、下に段ボールなどを敷いて床が濡れず安心です。 とにかく、障子紙をびちゃびちゃになるくらいたっぷり濡らすのがコツです。 特に、障子の骨の部分(のがついている部分)には、重点的に水を含ませるようにしてください。 ■ポイント②:時間とタイミング 水をたっぷりかけたら、5分ほど置いてから剥がすと、きれいに取れるようになります。 実際にやってみると、「齋藤勇治建具店」で採用している強い障子紙(タフトップ)を使っていれば、破れずにきれいに剥がれます。紙の残りものもほとんどありません。 ■100均の障子紙との比較 次に、100円ショップの安価な障子紙で試してみたところ、濡らしただけで破れてしまい、きれいに剥がすのはかなり難しいという結果になりました。 薄くて弱いため、力を入れなくてもすぐに穴が開いてしまいます。このような紙では、剥がす作業にかなり苦労することになります。 ■水のかけ方について 全体に霧吹きで水をかける方法もありますが、のりの部分だけに水をしっかりつける方が効率的で失敗も少ないです。 タフトップのように丈夫な紙なら全体に濡らしても問題ありませんが、薄い紙だと破けてしまいます。 ■道具の工夫:カッターではなくサンドペーパー 紙を剥がした後、どうしても残る古い紙やのりを取るのに、カッターで削るのは木を傷つける原因になります。 そこでおすすめするのが、 角材にサンドペーパー(#240)を巻き付けた自作道具です。 障子をしっかり乾燥させた後、この道具で平らにこすることで、カッターよりも安全かつきれいに残りカスを除去できます。 ■ポイント③:乾燥が重要 剥がした後は、しっかり乾燥させることが重要です。濡れたまま新しい紙を貼ると、のりが効かず、きれいに仕上がりません。 最低でも丸1日は乾燥させてから、次の作業に移りましょう。 ■まとめ きれいに障子紙を剥がす手順: 1.布でたっぷりの水を接着部分につける 2.5分程度待つ 3.障子紙をゆっくり剥がす 4.濡れた障子本体を1日乾燥させる 5.サンドペーパー工具で残り紙を取る ■最後に タフトップのように丈夫な障子紙を使うと、剥がすのも貼るのも簡単で仕上がりもきれいになります。100均の紙は安価ですが、薄くて破れやすく、扱いが難しいので注意が必要です。 「齋藤勇治建具店」で制作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 「齋藤勇治建具店」で制作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#リノベーション #障子張り替え

2025.02.04

【検証】プロ用と100均の障子紙を比較した結果が意外なことに・・・【障子張り替え】

齋藤勇治建具店で使用されている高品質な障子紙「タフトップ」。その“強さ”は本物なのか…? 今回は、なんと100円ショップで購入した障子紙と徹底比較!「強度」「引き裂き」「引っ張り」「耐水性」の4項目で、プロ用と100均商品の実力を検証してみました。 ■  第1番勝負:突き刺しテスト 実験方法: それぞれの障子紙に30cmの高さから鉛筆を落とし、穴が開くかを確認。 ◆100均の障子紙: 一発で穴が開く ◆タフトップ: 弾力で鉛筆を弾き返し、穴はまったく開かない さらに強度を確かめるため、鉄製のインパクトドライバービット(かなり重い)でも同様のテストを実施。◆100均: 完全に突き刺さって貫通◆タフトップ: 少し凹んだ程度で、穴は開かず ▶ タフトップの圧勝! ■  第2番勝負:引き裂きテスト 今度は、それぞれの紙を手で引き裂いてみるテスト。◆タフトップ: 力を込めてもなかなか破けない◆100均: 簡単にビリビリっと裂ける  ▶ またしてもタフトップの勝利! ■  第3番勝負:引っ張りテスト  2人がかりで、障子紙の両端を持って引っ張り合うテスト。◆100均: 手元からすぐに破けてしまい、力を入れられない◆タフトップ: 全力で引っ張っても破けず、耐久性抜群! ▶ タフトップ、3連勝! ■  第4番勝負:水攻めテスト 霧吹きで障子紙に水を3回吹きかけ、その状態で指で突いて穴が開くかを確認。◆100均: 指で簡単に穴が開き、ほとんど力はいらない。子どもでも簡単に破れそうなレベル◆タフトップ: 指で押しても全く破れず、濡れても形を保ったまま  ▶ 最後もタフトップの圧勝!   ■ 結論:本当に強いのはタフトップだった! 最初は疑ってかかっていた検証者も、実験の結果には納得。タフトップは、引っ張り・衝撃・水にも強く、日常使いでも安心して使える障子紙であることが証明されました。  「障子の貼り替えって面倒くさい」と感じている方も、丈夫な障子紙を選べば破れる頻度が減り、手間もグッと減ります! ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします! 障子紙の選び方一つで、和室の快適さが大きく変わります。ぜひ、貼り替えの際には“強い紙”を選んでみてください。

#リノベーション #和モダン