和室の表情を大きく左右する「障子」。
その中でもアンティーク障子は、木の細工や組み方に職人技が凝縮されています。
今回の障子も、シンプルながら高度な技術が求められる仕様が特徴です。
■ 前框(まえがまち)の“尖り加工”が生むシャープな印象
一般の障子では、縦骨・横骨は6〜7mm幅の均一な材で組まれます。
しかし、このアンティーク障子では、
前側(手前側)を尖らせて細く見せる加工を施している点がポイント。
このデザインによって、障子全体の見た目がぐっとシャープな印象になります。
■ 精密さが求められる“組み合わせ”の技術
細く見せるため尖らせると、
・ 木材の接合部に隙間を出さない
・ ぴたりと合うように組み上げる
という高度な調整が必要になります。
そのため、一般の障子よりも手間も技術も数段上の加工。
見た目の美しさの裏に、丁寧な手仕事が隠れています。
■ 今では希少な職人技|かつては腕自慢の仕事だった
現在では、
「手間のかかる仕事はほとんど行われなくなった」
と言われるほど、希少になった技法。
昔は、
・ 職人同士が腕を競い合い
・ 美しい細工が当たり前に作られていた
という時代背景があり、アンティーク障子にはその名残が色濃く残っています。
■ アンティーク障子は“職人の歴史”を感じられる建具
シャープな前框、隙のない組み、均整のとれた骨組み。
これらがそろって初めて成立するアンティーク障子は、単なる建具以上の存在。
現代では希少な技法が詰まった、
職人の歴史と技が宿る和室の主役と言える建具です。
■最後に
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