YouTube

YouTubeに障子に関する動画を投稿しています

障子.com チャンネル

YouTubeを通じて、障子の魅力や障子にまつわる豆知識を発信しています。障子.comで販売している製品のこだわりや、障子のお手入れに関する知識をはじめ、職人さん達へのインタビューなど、様々な情報をお届けいたします。

もっと見る

記事一覧

2025.12.18

【こだわりの和室】アンティーク障子には職人の技術が詰まっていた!

和室の表情を大きく左右する「障子」。 その中でもアンティーク障子は、木の細工や組み方に職人技が凝縮されています。 今回の障子も、シンプルながら高度な技術が求められる仕様が特徴です。 ■ 前框(まえがまち)の“尖り加工”が生むシャープな印象 一般の障子では、縦骨・横骨は6〜7mm幅の均一な材で組まれます。 しかし、このアンティーク障子では、 前側(手前側)を尖らせて細く見せる加工を施している点がポイント。 このデザインによって、障子全体の見た目がぐっとシャープな印象になります。 ■ 精密さが求められる“組み合わせ”の技術 細く見せるため尖らせると、 ・ 木材の接合部に隙間を出さない ・ ぴたりと合うように組み上げる という高度な調整が必要になります。 そのため、一般の障子よりも手間も技術も数段上の加工。 見た目の美しさの裏に、丁寧な手仕事が隠れています。 ■ 今では希少な職人技|かつては腕自慢の仕事だった 現在では、 「手間のかかる仕事はほとんど行われなくなった」 と言われるほど、希少になった技法。 昔は、 ・ 職人同士が腕を競い合い ・ 美しい細工が当たり前に作られていた という時代背景があり、アンティーク障子にはその名残が色濃く残っています。 ■ アンティーク障子は“職人の歴史”を感じられる建具 シャープな前框、隙のない組み、均整のとれた骨組み。 これらがそろって初めて成立するアンティーク障子は、単なる建具以上の存在。現代では希少な技法が詰まった、 職人の歴史と技が宿る和室の主役と言える建具です。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#職人 #障子

2025.11.12

障子の交換方法を建具職人が徹底解説!

障子の張り替えや交換、いつ・どうやって行うべきか迷う方は多いと思います。 今回は、創業110年以上の建具店が運営する「障子.com」の建具職人が、交換のタイミングや方法、費用の目安までわかりやすくまとめます。 ■ 障子交換のタイミング|3つのサイン ① 障子紙が黄ばんできた 紫外線による経年劣化が原因。 交換目安は3〜5年。 放置すると部屋全体が古く見えてしまいます。 ② 開け閉めが重い・歪みが出てきた 湿気や建物の歪みで障子が傾くことがあります。 無理に動かすとさらに悪化するため、交換を検討しましょう。 ③ リフォーム・模様替えのタイミング 壁紙や床材を変えるなら、障子も一緒に新調すると統一感が出ます。 ■ 障子交換の方法と費用目安 ① 障子枠ごと新調する 最も美しく仕上がる方法。 1枚 約32,000円〜(荒組障子の場合) ② 障子紙だけ張り替える 手軽で人気の方法。 プロ依頼:1枚 約2,000〜5,000円 (紙の種類によって変動) ③ デザインリメイク 塗装や高機能紙で雰囲気を一新。 和室からモダン空間に変えたい方にもおすすめ。 ■ DIY か プロ依頼か?迷ったら 「自分でやるのは不安」「サイズが特殊」 そんなときは、専門家への相談が安心です。 相談先の選択肢 ● インターネット注文でオーダーメイド     ・ ミリ単位で制作可能     ・ 全国発送に対応 ● 地元の建具屋に相談     障子.comでは、秋田杉を使用し職人が1枚ずつ丁寧に制作。     建具の状態に合わせたアドバイスも可能です。 ■ オーダーメイド・相談受付中 ・ 工務店様・個人注文どちらも歓迎 ・ デザイン相談無料 ・ 全国発送対応 ぜひお気軽にお問い合わせください。

#メンテナンス #障子 #障子補修

2025.10.31

障子の種類を建具職人が詳しく解説します

日本の伝統建具である障子には、実は多くの種類があり、 デザインや機能によって空間の印象が大きく変わります。 今回は、建具職人佐藤が、これから障子を取り入れたい方にも分かりやすく障子の種類と特徴を解説します。 ■ 障子とは?日本文化が生んだ機能美の建具 障子とは、 木製の格子枠に紙を張った日本独自の建具です。 ・ 光をやわらかく通す ・ 外からの視線を遮る ・ 調湿・断熱効果が高い といった特徴があり、近年は 和モダン住宅や店舗デザインでも人気が再燃しています。 ■ 代表的な障子の種類 ① 荒組障子(あらぐみしょうじ) 格子間隔が広く、最も一般的なデザイン。 余白が大きく、どんな空間にも合わせやすい基本形。 和モダンインテリアとの相性が抜群。 ② 縦繁障子(たてしげ) 縦格子を細かく配置したデザイン。 天井を高く見せ、空間を伸びやかに見せる効果があります。 ③ 横繁障子(よこしげ) 横のラインを強調するデザイン。 空間を広く見せる効果があるためリビングに人気。 ④ 組子障子(くみこ) 釘を使わず木を組み上げ、 朝の光を美しく模様として映す職人技の結晶。 唯一無二の美しさ・工芸作品としての障子。 ⑤ 腰付障子(こしつき) 下部に腰板を張ったタイプで強度が高い。 玄関や人通りの多い空間に最適。 ⑥ 雪見障子(ゆきみ) 下部にガラスをはめ込み、 閉じたまま外の景色を楽しめます。 四季の変化や庭の眺めを楽しむのに最適。 ⑦ 猫間障子(ねこま) 雪見障子に開閉できる小窓をつけたタイプ。 換気をしながら明かりも取り入れられる便利な構造。 ■ 用途で選ぶ障子の選び方 用途           おすすめの障子————————————————————————リビングの仕切り       荒組、縦繁、横繁庭の景色を楽しむ    雪見、猫間玄関や客間       腰付障子特別な空間を演出    組子障子 ■ 現代向けのカスタマイズも可能 最近では ・ 破れにくい強化和紙・プラスチック障子紙 ・ 木部を塗装してモダンに仕上げる ・ 格子本数の調整で雰囲気を変更 など、メンテナンス性とデザインの両立が進んでいます。 ■ 現代向けのカスタマイズも可能 障子.comのこだわり ・ 創業110年の建具店が運営 ・ 天皇陛下の大祭建具を担当した実績 ・ 厳選された秋田杉材を使用 ・ 職人が1枚ずつ丁寧に手作業 ミリ単位のオーダーメイドにも対応し、 設置場所に合わせて最適なデザインをご提案します。 ■ 障子1枚で、空間は劇的に変わる 障子には 光・風・季節を感じる日本らしい豊かさがあります。 暮らしを整え、心をやさしく包み込む建具。 あなたの家にも取り入れてみませんか? ■ オーダーメイド・相談受付中 ・ 工務店様・個人注文どちらも歓迎 ・ デザイン相談無料 ・ 全国発送対応 ぜひお気軽にお問い合わせください。

#和建具 #障子

2025.10.31

和モダン建具障子の魅力と使い方を徹底解説します!

今回は、近年インテリアとして注目が高まっている “和モダン障子(モダン障子建具)” について、分かりやすく解説します。 ■ 和モダン障子とは? 和モダン障子とは、 伝統的な障子の良さを活かしながら、現代の住宅・店舗デザインに調和するように進化した建具のことです。 従来のやわらかな採光性や軽さはそのままに、 ・ デザイン性の高い格子 ・ カラフルな和紙 ・強度の高いワーロン紙や強化和紙 などを組み合わせ、現代的な美しさを実現しています。 ■ 和モダン障子の種類と特徴 ● 荒間障子 格子を少なくし、紙面を大きく確保したデザイン。 開放感があり、リビングや店舗にも映える人気タイプ。 ● 縦繁(たてしげ)障子 縦ラインを強調し、空間を高く見せる視覚効果あり。 天井が低い空間にもおすすめ。 ● 横繁障子 横ラインを強く見せ、空間を広く感じさせるデザイン。 安定感と洗練された印象を演出。 ● 雪見障子 / 猫間障子 下部にガラスをはめ込み、外の景色や光を柔らかく取り込めるタイプ。 四季の変化を室内で楽しめる人気デザイン。 ■ 和モダン障子が選ばれる3つの理由 1|光と風を美しく取り込む 障子紙が光をやわらかく拡散し、部屋全体を心地よく明るくします。 2|空間をつなぎながら仕切る 開ければ一体、閉じれば個室。 ライフスタイルに合わせて柔軟に空間を変えられます。 3|和テイストを手軽に取り入れられる 伝統と現代デザインを融合し、住宅にも店舗にも合わせやすい。 ■ 和モダン障子をおしゃれに取り入れるポイント ・ 北欧テイスト×障子の組み合わせ ・ 組子で光の模様を楽しむ ・ 窓の内側に内障子を設置する ・ 建具を間仕切りとして活用する 障子は、光と影をデザインする“空間のアート”です。 ■ 障子.comのこだわり 障子.comでは ・ ミリ単位のオーダーメイド対応 ・ 秋田杉など厳選された国産材 ・ 熟練職人による精密な建付設計 空間設計と建付設計を両立させ、 住宅でも店舗でも 最高のバランスで美を実現します。 ■ 和モダン障子で、暮らしを豊かに 障子は、単なる建具ではありません。 光、風、季節、そして気配をつなぐ日本の文化そのものです。 和の心を残しながら、現代に合う美しい空間をつくりませんか? ■ オーダーメイド・相談受付中 「自宅に合うデザインを提案してほしい」 「店舗設計の段階で相談したい」 という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 オンライン相談も対応しています。

#和モダン #和建具 #障子

2025.10.28

【大掃除】敷居の滑りをテープなしで簡単補修!重い障子の治し方

■ 動かなくなった障子、どうすればいい? 年末の大掃除中、障子が重くて開かない…。 そんな時に簡単にできる直し方を、建具職人の佐藤さんに聞いてみました。 ■ 使うのは「シリコンスプレー」 「これを使えばすぐ直ります」と佐藤さん。 用意するのは市販のシリコンスプレーと、きれいな布だけです。 ■ ポイントは「塗る場所」 実は塗る場所がとても大事。 障子の下の敷居部分に、布で均一にスプレーをなじませるだけ。 色が少し変わるくらいでOKです。 ■ 驚くほどスムーズに! 塗った後に動かしてみると…スーッと軽く動くように。 シリコンを塗っていない方と比べると、違いは一目瞭然。 ■ 下だけで十分 「上には塗らなくて大丈夫。下だけで十分です」と佐藤さん。 障子が重く感じたら、まずはこの方法を試してみてください。 ■ まとめ テープも特別な工具も不要。 シリコンスプレーひとつで、重い障子が驚くほど軽く動くようになります。 年末の大掃除にぴったりの簡単メンテナンスです。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#職人 #障子 #障子補修

2025.10.28

【必見】障子の正しい使い方を聞いたら目から鱗だった話

■ 障子を長持ちさせるコツは「優しく扱う」こと 「障子を長く使うには、どうすればいいですか?」という質問に、建具店の会長が答えてくれました。 ポイントはとてもシンプル。 開け閉めを“優しく”行うこと。 「力を入れてバタンと閉めるのではなく、そっと開けて、そっと閉める。お茶会などの場ではそれが当たり前の作法なんですよ」と会長。 日常のちょっとした心がけが、障子を長持ちさせる秘訣なんですね。 ■ 掃除の基本は“乾いた道具”で 次に気になるのが掃除の仕方。 「昔はハタキでホコリを落としたり、うすい空気の吹き出し(空吹き)で掃除していました」と会長。 濡れ雑巾で拭くのはNG。 障子紙が湿気で伸びたり破れたりしてしまうため、乾いた方法でホコリを落とすのが基本だそうです。 ■ 現代の家でも使える“やさしい掃除法” 最近の住宅はフラットな壁が多いですが、日本家屋は凹凸が多いのが特徴。 そこにホコリが溜まりやすいので、軽いハンディモップなどで優しくなでるように掃除するのが効果的。 「そのくらいの掃除なら、とても良いと思いますよ」と会長も太鼓判。 ■ まとめ 障子を長く美しく保つコツは、 ・ 優しく開け閉めする ・ 濡れた布では拭かない ・ 軽いハタキやモップでホコリを取る という、昔ながらのシンプルな習慣。 日本の建具には、“手をかけることで長持ちする”という知恵が詰まっています。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#建具工具 #職人 #障子

2025.10.28

【職人仕事】この特殊な工具じゃないとできない仕事がある

建具職人の佐藤さんに、見慣れない形の鉋を見せてもらいました。 一見すると「変わった鉋」に見えますが、これは紙貼り鉋(かみはりがんな)」と呼ばれる特別な道具。 ■ 紙を貼る部分を削るための“専用鉋” この鉋は、障子の「紙を貼る部分」だけを削るための専用工具です。 ほんのわずかな深さを一定に削ることで、紙がぴったりと収まるように仕上げられます。 ■ 普通の鉋ではできない仕事 「この鉋はその作業にしか使わないですね」と佐藤さん。 まさに障子建具職人特有の鉋であり、日々の手仕事の中で欠かせない存在です。 細部の仕上げに欠かせない一本なんです。 ■ 一枚の障子に込められた手仕事 「毎日心を込めて障子を作っています」 そんな佐藤さんの言葉からは、効率よりも“美しさと丁寧さ”を重んじる職人の誇りが伝わってきます。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#建具工具 #職人 #障子

2025.10.20

【職人仕事】特殊な鉋(かんな)が生み出す、建具職人の技

建具職人の佐藤さんに、見慣れない形の鉋を見せてもらいました。 一見すると「変わった鉋」に見えますが、これは紙貼り鉋(かみはりがんな)」と呼ばれる特別な道具。 ■ 紙を貼る部分を削るための“専用鉋” この鉋は、障子の「紙を貼る部分」だけを削るための専用工具です。 ほんのわずかな深さを一定に削ることで、紙がぴったりと収まるように仕上げられます。 ■ 普通の鉋ではできない仕事 「この鉋はその作業にしか使わないですね」と佐藤さん。 まさに障子建具職人特有の鉋であり、日々の手仕事の中で欠かせない存在です。 細部の仕上げに欠かせない一本なんです。 ■ 一枚の障子に込められた手仕事 「毎日心を込めて障子を作っています」 そんな佐藤さんの言葉からは、効率よりも“美しさと丁寧さ”を重んじる職人の誇りが伝わってきます。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#建具工具 #職人 #障子

2025.10.17

雪見障子を徹底解説【秋田杉高級障子建具店】

日本の伝統建具であり、今なお多くの住まいや店舗で選ばれ続ける「雪見障子」。 今回は、障子のプロ集団・障子.comが、雪見障子の魅力から選び方、お手入れ方法までをわかりやすく解説します。 ■ 雪見障子とは? 雪見障子は、下部にガラス窓をはめ込み、障子を閉めたまま外の景色や庭を楽しめる建具です。 その名の通り、室内にいながら“雪景色を見るため”に生まれた、日本らしい美意識が詰まった障子です。 ・ 上部:障子紙による柔らかい光 ・ 下部:ガラスによる明るさと景観性 和室はもちろん、現代のモダンインテリアにも美しく馴染みます。 ■ 雪見障子と猫間障子の違い よく混同されがちですが、構造が異なります。 ・ 雪見障子:ガラス窓が固定されている ・ 猫間障子:小窓が上下や左右に動く可動式 注文や修理の際は、この“ガラス部分が動くかどうか”がとても重要です。 ■ どんな空間に向いている? 雪見障子は、意外にも幅広い空間に合います。 ・ 和室 ・ リビング ・ 寝室 ・ テラスや庭が見える部屋 ・ モダンな洋室 秋田杉などの上質な木材で仕上げれば、和洋ミックスの空間でも違和感なく溶け込みます。 ■ 雪見障子のリメイク術 デザイン性を高めたり、扱いやすくするアレンジも人気です。 ・ 障子紙を北欧風や和モダン柄の布に貼り替える ・ 下部ガラス以外をプラスチック板に変更 ・ 汚れに強い素材への張り替え 小さな子どもやペットがいるご家庭でも安心して使えるリメイクです。 ■ 長く美しく使うためのお手入れ 雪見障子は、日々のちょっとしたケアで寿命が大きく変わります。 ・ 月1回のほこり払い ・ 冬場の結露対策 ・ 換気で湿気を逃がす ・ カビ・シミが出たら早めの交換 数年に一度の障子紙の張り替えが、美しさを保つ目安です。 ■ こんなトラブルの相談が多い 雪見障子は構造が複雑なため、以下のような不具合が起こることがあります。 ・ 動きが悪い ・ 外れにくい ・ 木の膨張で建て付けが変わる ・ 枠が歪んでいる 梅雨や冬の湿気で木材がふくらむことが原因の場合も。 無理に外そうとすると破損の危険があるため、心配なときは専門家に相談するのが安心です。 ■ DIYと職人依頼、どちらがおすすめ? 雪見障子は「ガラス」と「障子紙」を組み合わせた構造のため、一般の障子より扱いが難しめ。 ・ 簡単な張り替えや軽いリメイク → DIYも可能 ・ 建て付け修理や新調 → 職人依頼が安全 特に幅・高さがミリ単位で変わるため、オーダー製作はプロの技が生きる分野です。 雪見障子を新調する場合は1枚あたり3〜4万円前後が目安です。 障子紙の張替えを業者に依頼する場合だと、3,000〜5,000円が目安。 雪見障子のように複雑な構造の場合、追加費用が発生することも。 ■ 障子.comの雪見障子づくり 障子.comでは、良質な秋田杉を使用し、熟練の職人が1枚ずつ丁寧に製作。 建具はわずか1mm単位で使い心地が変わるため、採寸から仕上げまで一切妥協せず行っています。 ・ ミリ単位のオーダー ・ 伝統技法 × 現代の暮らしに合うデザイン ・ 全国の工務店・個人宅へ発送 お部屋にぴったりの雪見障子を作りたい方は、お気軽にご相談ください。 ■ まとめ:雪見障子は“景色と光”を取り込む伝統建具 雪見障子は、見た目の美しさだけでなく、暮らしを柔らかく照らし、季節の情緒を感じさせてくれる建具です。 ・ 景色を楽しめる ・ 光が柔らかく入る ・ 和室にも洋室にも合う ・ 長持ちさせるコツは“湿気管理と定期清掃” お部屋の雰囲気をワンランク上げたい方には、特におすすめの建具です。

#メンテナンス #リメイク #和モダン #障子

2025.10.16

【職人仕事】この工具じゃないとできない仕事がある

建具職人・佐藤さんの手にあるのは、少し変わった形の鉋(かんな)。 これは「際鉋(きわがんな)」と呼ばれる、職人の必需品です。 ■ 際鉋(きわがんな)とは? 際鉋は、木の角(かど)や端(はし)ぎりぎりを削るための特別な鉋です。 普通の鉋は刃が真ん中にあるため、壁際などは削り残してしまいます。 ですが、際鉋は刃が片側に寄っているので、端まできれいに削れるのが特徴。 ■ 障子づくりに欠かせない道具 佐藤さんによると、障子の「面取り」など細かい仕上げにはこの鉋が欠かせないそうです。「普通の鉋では届かない場所も、際鉋なら端まできれいに削れるんですよ。」 実際に使うと、木の角が滑らかに整い、美しい仕上がりに。 “この工具じゃないとできない仕事がある”という言葉がぴったりです。 職人の手仕事は、こうした道具の工夫に支えられています。 道具を知ることは、職人技の本質を知ることでもあります。 ■最後に 職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#建具工具 #職人 #障子

2025.10.16

【職人仕事】失われていく職人仕事について聞いてみた

■ 茶室の丸窓の美しさ 大河ドラマなどで見かける茶室の丸い窓。 壁を円形にくり抜き、竹や木の組み目が見えるあのデザインは、見る人を惹きつけます。 ■ 職人の技による伝統工法 丸窓は建具屋ではなく、壁を組む小舞職人と左官職人の手仕事によるものです。 竹や葦を編み込み、土を重ねて塗り、円形に塗り残すことで丸い形が生まれます。 ■ 技術の継承が難しい現状 こうした技術を持つ職人は減少中。 京都ではまだ職人がいますが、地方ではほとんど見られません。 塗り壁には下地・中塗り・上塗りと手間がかかるため、依頼する人も少なくなっています。 ■ 現代の代替方法 現代の素材を使えば、プラスターボードやクロスで似たような見た目は作れます。 しかし、本物の職人仕事が持つ深みや質感には及びません。 ■ 職人仕事の価値 手間と時間をかけ、自然素材と向き合う職人の技。 失われつつあるこの仕事の価値を、私たちは改めて見直す必要があります。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#インタビュー #名建築 #職人 #障子

2025.10.10

【保存版】障子選びに必要な骨組みの特徴と種類について

日本の伝統建具、障子の美しさを支える「骨組み(生枠)」について解説します。 空間の印象や耐久性に直結する重要な部分なので、選び方や種類を知っておくとDIYやリメイクにも役立ちます。 ■ 障子枠の基本構造と寸法 障子の生枠には「見付(幅)」と「見込み(奥行き)」という寸法があります。 ・ 見付け:正面から見える幅。細めはスタイリッシュに、太めは重厚感に。 ・ 見込み:枠の奥行き。薄いと軽快な印象、深いと安定感が出ます。 この2つのバランスで部屋全体の印象が大きく変わります。 1枚の板が、ここから何本もの骨へと姿を変えていく——障子づくりの最初の重要工程です。 ■ 障子枠を構成する6つの部位 生枠は以下の部位で成り立っています。 ① 上桟(かみざん):最上部で軽量かつ強度が必要。 ② 下桟(しもざん):力がかかる部分で幅広に設計。 ③ 框(かまち):左右の縦枠。持ち運びや使用時の負荷を支える。 ④ 中桟(なかざん):補強やデザインの役割。 ⑤ 組子(くみこ):装飾的な骨組み。和の繊細さや重厚感を演出。 ⑥ 腰板(こしいた):耐久性と装飾性を兼ねた下部の板。 それぞれの部位が、障子の美しさと機能性を支えています。 ■ 障子枠の製造工程 ① 材料準備:軽くて強い杉や桧を乾燥させて使用。 ② 精密加工:カンナやヤスリを使いミリ単位で切り出し。角を落として手触りを滑らかに。 ③ 組み立て・仕上げ:枠同士を正確に組み、釘を使わず補組で強度を確保。 伝統技法で作る障子枠は、釘を使わずとも強度と美しさを兼ね備えています。 ■ 障子枠の種類と特徴 障子枠はデザインや用途によって種類があります。 ① 荒組み障子:組み粉の間隔が広く、モダン・シンプル向き。 ② 横繁障子:横方向に組子を多く配置、視線を横に流す効果。 ③ 縦繁障子:縦方向の組子、空間に高さや奥行きを感じさせる。 ④ 腰付き障子:下部に腰板付きで耐久性が高く人通りの多い場所向き。 ⑤ 雪見障子:障子を閉めたまま外の景色を楽しめるデザイン。 ⑥ 猫間障子:小さな通路付き、ペット向き。 ⑦ アルミ障子:耐湿・耐久性に優れ、水回りやバスルーム向き。 組子や素材によって、空間の印象や機能性が大きく変わります。 ■ 選び方のポイント ① 框の寸法:設置場所や雰囲気に合わせて見付と見込みを選ぶ。 ② 枠の組み方:伝統的な方法か、簡易施工か。 ③ 素材:天然木、合板、アルミなど。耐久性や加工性で選択。 障子を新調する場合は、素材にもよるが障子.comなら1枚あたり3〜5万円くらい。 新築やリフォームの場合、施工費用や採寸費が別途かかることもあるので注意。 ■ メンテナンスとトラブル対策 ・ 定期的な掃除:埃や汚れを柔らかい布やブラシで落とすだけでも劣化防止に。 ・ 動きが悪くなる原因:木材の膨張や建物の歪み。 ・ 対処法:乾燥させる、必要であれば建具店に相談。滑りテープで一時的にカバーも可能。 ■ DIYやリメイクのアイデア ・ 布貼り:北欧風やモダン柄を貼り付け、和室にもアクセントを。 ・ 透明板貼り:アクリルやポリカーボネートで耐久性アップ。お子様やペットがいる場所でも安心。 ■ まとめ 障子枠を理解することで、和の空間を美しく保ちながら、自分好みにリメイクも可能です。障子.comでは、厳選された秋田杉を使い、職人が1枚ずつ丁寧に仕上げた障子枠を提供。 ミリ単位のオーダーメイドにも対応しており、伝統技法と現代ニーズを融合した製品が手に入ります。

#リメイク #障子