建具職人が使う自作の道具とは?
建具づくりの現場には、
市販されていない“職人オリジナル”の道具があります。
今回紹介するのは、
「のり付け棒」 と呼ばれる自作工具です。
■ ほぞ穴に糊を塗るための専用棒
この道具は、
ほぞ穴に糊を塗るために使われます。
狭くて深い部分にも、
ムラなく糊を行き渡らせるための形です。
■ 材料は1mmほどの端材
原型は、
ノコギリ作業で出る1mmほどの薄い端材。
そのまま捨てずに取っておき、
必要になったら道具に仕立てます。
■ のみで削って形を整える
端材をのみで削り、
糊を塗りやすい形に加工。
既製品では代用しにくい、
現場に最適なサイズと形になります。
■ 道具も“仕事に合わせてつくる”
建具職人にとって、
道具は「買うもの」だけではありません。
仕事に合わせて、
自分でつくり、育てていくもの。
こうした小さな工夫の積み重ねが、
丁寧で精度の高い建具づくりにつながっています。