2025.10.28
【必見】障子の正しい使い方を聞いたら目から鱗だった話
■ 障子を長持ちさせるコツは「優しく扱う」こと 「障子を長く使うには、どうすればいいですか?」という質問に、建具店の会長が答えてくれました。 ポイントはとてもシンプル。 開け閉めを“優しく”行うこと。 「力を入れてバタンと閉めるのではなく、そっと開けて、そっと閉める。お茶会などの場ではそれが当たり前の作法なんですよ」と会長。 日常のちょっとした心がけが、障子を長持ちさせる秘訣なんですね。 ■ 掃除の基本は“乾いた道具”で 次に気になるのが掃除の仕方。 「昔はハタキでホコリを落としたり、うすい空気の吹き出し(空吹き)で掃除していました」と会長。 濡れ雑巾で拭くのはNG。 障子紙が湿気で伸びたり破れたりしてしまうため、乾いた方法でホコリを落とすのが基本だそうです。 ■ 現代の家でも使える“やさしい掃除法” 最近の住宅はフラットな壁が多いですが、日本家屋は凹凸が多いのが特徴。 そこにホコリが溜まりやすいので、軽いハンディモップなどで優しくなでるように掃除するのが効果的。 「そのくらいの掃除なら、とても良いと思いますよ」と会長も太鼓判。 ■ まとめ 障子を長く美しく保つコツは、 ・ 優しく開け閉めする ・ 濡れた布では拭かない ・ 軽いハタキやモップでホコリを取る という、昔ながらのシンプルな習慣。 日本の建具には、“手をかけることで長持ちする”という知恵が詰まっています。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.10.28
【職人仕事】この特殊な工具じゃないとできない仕事がある
建具職人の佐藤さんに、見慣れない形の鉋を見せてもらいました。 一見すると「変わった鉋」に見えますが、これは紙貼り鉋(かみはりがんな)」と呼ばれる特別な道具。 ■ 紙を貼る部分を削るための“専用鉋” この鉋は、障子の「紙を貼る部分」だけを削るための専用工具です。 ほんのわずかな深さを一定に削ることで、紙がぴったりと収まるように仕上げられます。 ■ 普通の鉋ではできない仕事 「この鉋はその作業にしか使わないですね」と佐藤さん。 まさに障子建具職人特有の鉋であり、日々の手仕事の中で欠かせない存在です。 細部の仕上げに欠かせない一本なんです。 ■ 一枚の障子に込められた手仕事 「毎日心を込めて障子を作っています」 そんな佐藤さんの言葉からは、効率よりも“美しさと丁寧さ”を重んじる職人の誇りが伝わってきます。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.10.20
【職人仕事】特殊な鉋(かんな)が生み出す、建具職人の技
建具職人の佐藤さんに、見慣れない形の鉋を見せてもらいました。 一見すると「変わった鉋」に見えますが、これは紙貼り鉋(かみはりがんな)」と呼ばれる特別な道具。 ■ 紙を貼る部分を削るための“専用鉋” この鉋は、障子の「紙を貼る部分」だけを削るための専用工具です。 ほんのわずかな深さを一定に削ることで、紙がぴったりと収まるように仕上げられます。 ■ 普通の鉋ではできない仕事 「この鉋はその作業にしか使わないですね」と佐藤さん。 まさに障子建具職人特有の鉋であり、日々の手仕事の中で欠かせない存在です。 細部の仕上げに欠かせない一本なんです。 ■ 一枚の障子に込められた手仕事 「毎日心を込めて障子を作っています」 そんな佐藤さんの言葉からは、効率よりも“美しさと丁寧さ”を重んじる職人の誇りが伝わってきます。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.10.16
【職人仕事】この工具じゃないとできない仕事がある
建具職人・佐藤さんの手にあるのは、少し変わった形の鉋(かんな)。 これは「際鉋(きわがんな)」と呼ばれる、職人の必需品です。 ■ 際鉋(きわがんな)とは? 際鉋は、木の角(かど)や端(はし)ぎりぎりを削るための特別な鉋です。 普通の鉋は刃が真ん中にあるため、壁際などは削り残してしまいます。 ですが、際鉋は刃が片側に寄っているので、端まできれいに削れるのが特徴。 ■ 障子づくりに欠かせない道具 佐藤さんによると、障子の「面取り」など細かい仕上げにはこの鉋が欠かせないそうです。「普通の鉋では届かない場所も、際鉋なら端まできれいに削れるんですよ。」 実際に使うと、木の角が滑らかに整い、美しい仕上がりに。 “この工具じゃないとできない仕事がある”という言葉がぴったりです。 職人の手仕事は、こうした道具の工夫に支えられています。 道具を知ることは、職人技の本質を知ることでもあります。 ■最後に 職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.09.09
建具職人に必要な工具20選
建具を作る現場では、用途に合わせた道具を正しく使い分けることが欠かせません。 今回は建具職人が実際に日常で使用している 20種類の道具 をまとめて紹介します。 普段なかなか目にしない専門的な道具から、身近な工具まで、どれも欠かせないものばかりです。 1. 毛布 作業台の上に敷き、材料を傷つけないように保護する必需品。最初に必ず敷いてから作業を始めます。 2. 作業台(専用の台) 墨付けや加工時にちょうど良い高さになるよう、自分専用で製作したもの。材料を置く際に欠かせません。 3. 物差し(差し金) 1mの物差しと、3尺(約90cm)の物差しを使い分けています。大きな建具は2m近くあるため、主に長いものを使用。 4. ハタ金(締め具) 材料を束ねて固定し、墨付けする際に便利。建具づくりでは使いやすいサイズを愛用しています。 5. スコヤ(直角定規) 角度を測ったり90°を出すための必須工具。バタと併用し、正確な墨付けに役立ちます。 6. かんな(平かんな・際かんな) ・ 平かんな:面取りや寸法調整に使用 ・ 際かんな:框(かまち)の角など、普通のかんなでは削れない部分に使用 7. のみ(鑿) 主に15mmと6mmを使用。組み立ての際に出るバリ取りや細部の調整に欠かせません。 8. ゴムハンマー 組み立ての際に最初に使用。木材を傷つけずに部材同士を密着させます。 9–10. 金槌と当て木 どうしても隙間ができる場合、直接叩くと傷がつくため、当て木を介して叩きます。 11. ノギス(デジタル) 部材の厚みや寸法を正確に測定。デジタル式で素早く確認できます。 12. 手のこ(胴付きノコギリ) 組み上げた後に出る余分な部分を切り落とすために使用。仕上げを平滑に整えます。 13. のこぎりガイド まっすぐ切るための補助具。これがあることで正確な直線切りが可能に。 14. 白引き・白欠き 寸法を正確に出すための道具。スコヤと組み合わせて使い、真っ直ぐな線を引きます。 15. 鉛筆 基準線を描くために使用。濃い芯(2B〜4B)を選び、作業中に消えにくいようにしています。 16. のり付け棒 ホゾ穴にのりを均一に塗り広げるための専用棒。しっかりと接着するために欠かせません。 17. サンドペーパー(ペーパー当て木) かんなでは削りにくい細部の処理や、ささくれの仕上げに使用。小さな傷消しにも便利です。 18. のり刷毛 建具に紙を貼る際に使用。紙全体にのりを均一に塗るための必需品。 19. カッター 紙を貼った後の余分を切り落とす際に使用。常に切れ味の良い刃に交換して使います。 20. 紙切り定規 カッターと併用。紙をまっすぐ切るために定規を当てがって使用します。 ■ まとめ 以上が、建具職人が日々使っている20種類の道具です。 一つひとつの道具には明確な役割があり、それぞれを正しく使い分けることで、美しく精度の高い建具が仕上がります。 ■最後に 以上の道具を使って丁寧に作られた障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.21
正確な障子づくりに欠かせない機械
障子づくりに欠かせない自動カンナを教えてもらいました。
2025.08.15
1番の現場改善は費用対効果の高いエアーから始めてください!
省エネルギーでエアー管理する方法を教えてもらいました。
2025.08.11
【DIYカンナ】おすすめの「ホビーかんな」を建具職人が調整から削り方まで全て紹介します!
Amazonや100円ショップで手軽に買える「ホビーかんな」。 小さな木工や工作に使うには便利そうですが、実際にどうやって調整して削るのか分からない人も多いと思います。 今回は建具職人が実際に購入したホビーかんなを分解し、刃の調整方法から削り方まで徹底的に解説します。 ■ 開封して構造を確認 まずは購入したホビーかんなを開封。一般的な大工用かんなとは構造が異なり、シンプルな作りになっています。 ・ 刃は厚さ1mmほどの薄い金属製 ・ ボルト1本で刃の強弱を調整 ・ 押さえ金具も付属 あくまで「簡易的なかんな」という印象です。 ■ 刃の調整方法 ホビーかんなのポイントは「刃の出方調整」。 ほんの0.1mmの違いで、削れるかどうかが決まります。 調整の流れは以下の通りです。 1. ボルトを軽く緩める 2. 小さなハンマーで本体を叩きながら刃を微調整 3. 出すぎた刃は本体の後ろを叩いて引っ込める 4. 片側だけ出てしまった場合は刃の裏を叩いて平行を取る 左右均等に刃が出るようにするのが最大のポイントです。 ■ 削るときの注意点 刃が調整できたら、実際に木材を削ってみます。 ・ 木目に沿って刃を当てる → 逆目に当てると引っかかる ・ 細めの材料がベスト → 幅広い板だと削りにくい ・ 材料はクランプなどでしっかり固定 削り始めは厚めに削れますが、調整を繰り返すことで0.1mm単位の薄い削りが可能になります。 ■ 実際に使ってみた感想 実際に使った感触は「小さな工作には十分使える」という印象。 ・ 精密な調整は必要だけど、うまく決まると驚くほどスムーズ ・ 本格的な建具や大きな木材には不向き ・ 模型や小物の仕上げ加工には最適 刃は研がずに替刃がおすすめ、ホビー用途としてはコスパも良い道具です。 ■ まとめ ホビーかんなは「気軽に木工を楽しみたい人」にはおすすめ。 刃の調整は少し難しいですが、慣れてくるとしっかり薄削りもできます。 もし「もっと本格的にやりたい」と思ったら、次のステップとして本格的な大工用かんなを試してみるのも良いでしょう。 ▶ 興味がある方は「ホビーかんな」で検索してみてください。 ■最後に 建具のプロ・建具職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.10
木材を一瞬でVの字に加工して引手を作る機械が便利すぎる!
木材の形を一瞬で加工する引手専用の機械があります。
2025.08.10
職人の長すぎる定規は障子づくりに欠かせない道具です
■ 職人の長すぎる定規、その正体は? 建具職人の作業場に並ぶ、たくさんの「差し金(さしがね)」。 どれも似たように見えますが、実はそれぞれ長さも用途も違うのだそうです。 「これ全部使うんですか?」と尋ねると、 「ええ、ここにあるのは全部、頻繁に使っています」と職人さん。 ■ それぞれの差し金の違いとは まず一番短いものは1尺(約30cm)。 細かい寸法や、障子の桟(さん)などの短い部分を測るときに使います。 次にやや長めのものは1メートル程度で、 障子枠など少し大きめの部材を測るのに便利。 ■ “最長3.6メートル”の巨大差し金 そして最後に登場したのが、職人の秘密兵器ともいえる特注の差し金。 通常よりはるかに長く、なんと最大で3メートル60センチまで測定可能! 「障子や建具の大きな一枚板を測る時には、これが欠かせません」とのこと。 この一本で、細部から大型の建具まで、すべて正確に仕上げられるのです。 ■ 丁寧な寸法が、美しい障子をつくる 障子や建具は、ほんの数ミリのズレが仕上がりを左右します。 職人の手に馴染んだ差し金こそ、精度と美しさを支える道具。 「毎日使うからこそ、いいものを長く大事に使うんです」 そんな言葉から、職人仕事の本質が垣間見えました。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.08
職人がまっすぐな線を引く為の道具があります!
直角・平行な線を引くためにスコヤは欠かせません。
2025.08.08
職人が鉛筆を使わない大切な理由とは?
建具職人は繊細な線を引くために鉛筆の代わりに特別な道具を使います。