障子づくりに欠かせない自動カンナを教えてもらいました。
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建具職人に必要な工具20選
建具を作る現場では、用途に合わせた道具を正しく使い分けることが欠かせません。 今回は建具職人が実際に日常で使用している 20種類の道具 をまとめて紹介します。 普段なかなか目にしない専門的な道具から、身近な工具まで、どれも欠かせないものばかりです。 1. 毛布 作業台の上に敷き、材料を傷つけないように保護する必需品。最初に必ず敷いてから作業を始めます。 2. 作業台(専用の台) 墨付けや加工時にちょうど良い高さになるよう、自分専用で製作したもの。材料を置く際に欠かせません。 3. 物差し(差し金) 1mの物差しと、3尺(約90cm)の物差しを使い分けています。大きな建具は2m近くあるため、主に長いものを使用。 4. ハタ金(締め具) 材料を束ねて固定し、墨付けする際に便利。建具づくりでは使いやすいサイズを愛用しています。 5. スコヤ(直角定規) 角度を測ったり90°を出すための必須工具。バタと併用し、正確な墨付けに役立ちます。...

【DIYカンナ】おすすめの「ホビーかんな」を建具職人が調整から削り方まで全て紹介します!
Amazonや100円ショップで手軽に買える「ホビーかんな」。 小さな木工や工作に使うには便利そうですが、実際にどうやって調整して削るのか分からない人も多いと思います。 今回は建具職人が実際に購入したホビーかんなを分解し、刃の調整方法から削り方まで徹底的に解説します。 ■ 開封して構造を確認 まずは購入したホビーかんなを開封。一般的な大工用かんなとは構造が異なり、シンプルな作りになっています。 ・ 刃は厚さ1mmほどの薄い金属製 ・ ボルト1本で刃の強弱を調整 ・ 押さえ金具も付属 あくまで「簡易的なかんな」という印象です。 ■ 刃の調整方法 ホビーかんなのポイントは「刃の出方調整」。 ほんの0.1mmの違いで、削れるかどうかが決まります。 調整の流れは以下の通りです。 1. ボルトを軽く緩める 2. 小さなハンマーで本体を叩きながら刃を微調整 3. 出すぎた刃は本体の後ろを叩いて引っ込める 4. 片側だけ出てしまった場合は刃の裏を叩いて平行を取る 左右均等に刃が出るようにするのが最大のポイントです。 ■...