建具職人の現場では、
「どう作るか」だけでなく
「どう扱うか」もとても重要です。
その考え方がよく分かるのが、
この手作りの作業台です。
■ 材料を並べて作業するための台
この台は、
材料を横に並べた状態で作業するためのもの。
長年使われてきたことで台自体は傷んできましたが、
その経験を踏まえて、
商品に傷をつけにくい新しい台が作られました。
■ 目的は「傷をつけないこと」
一番の目的は、
完成前の材料や商品に傷をつけないこと。
硬い床や作業台の上に直接置くと、
少しの擦れでも簡単に傷が入ってしまいます。
それを防ぐための、
職人ならではの工夫です。
■ ハタ金作業を助ける高さ
この台の役割はそれだけではありません。
ハタ金を使って
複数の材料を一気に束ねる作業では、
ある程度の高さがある方が圧倒的に作業しやすくなります。
床に置いたままだと力が入れにくく、
効率も落ちてしまいます。
■ 作業効率と品質を両立する工夫
・ 傷を防ぐ
・ 作業しやすい高さ
・ 邪魔にならない構造
この台は、
作業効率と仕上がりの品質、
その両方を支えています。
■ 道具は「買う」だけではなく「作る」
既製品で足りなければ、
自分たちの仕事に合わせて作る。
この姿勢こそが、
長く続く職人仕事を支えているのだと感じます。