建具づくりの現場をよく見ると、
作業台の上に毛布が敷かれていることがあります。
一見すると意外ですが、
ここにも職人ならではの明確な理由があります。
■ 理由① 材料を傷から守るため
木材をそのまま硬い作業台に置くと、
わずかな接触でも簡単に傷がついてしまいます。
毛布を敷くことで、
・ 置いた瞬間の衝撃を和らげる
・ 擦れによる細かな傷を防ぐ
といった効果があります。
■ 理由② 柔らかい木ほど傷がつきやすい
建具に使われる木材は、
手触りが良い分、非常にデリケートです。
少し触れただけでも傷が残るため、
作業中の置き方ひとつにも細心の注意が必要になります。
■ 仕上がりを左右する「置き方」
加工の技術だけでなく、
材料をどう扱うかも職人の仕事の一部。
作業台に毛布を敷くという習慣は、
完成後の美しさを守るための工夫です。
■ 見えない配慮が品質をつくる
完成品からは見えない部分ですが、
こうした小さな配慮の積み重ねが、
建具の仕上がりを支えています。
「傷をつけない」ことも、
職人にとっては立派な技術のひとつなのです。
■最後に
職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
職人が使う“神グローブ”とは? 作業中、ふと目に入った黒い手袋。 防寒用というより、何か理由があって使っている様子です。 実はこれ、作業の安全性を高めるための必須アイテムでした。 ■ 特に冬は手放せない 冬場は特に手が乾燥しやすく、 滑りやすさも増します。 そのため、 冬の間はほぼ常に着用しているとのこと。 ■ 正体は「ニトリルグローブ」 この黒いグローブの正体は、 ホームセンターなどで手に入る ニトリルグローブ(50枚入り)。 いわゆる使い捨てですが、 ・ 滑りにくい ・ フィット感が良い ・ 汚れても気にせず使える と、作業用としてはかなり優秀です。...
建具職人が使う自作の道具とは? 建具づくりの現場には、 市販されていない“職人オリジナル”の道具があります。 今回紹介するのは、 「のり付け棒」 と呼ばれる自作工具です。 ■ ほぞ穴に糊を塗るための専用棒 この道具は、 ほぞ穴に糊を塗るために使われます。 狭くて深い部分にも、 ムラなく糊を行き渡らせるための形です。 ■ 材料は1mmほどの端材 原型は、 ノコギリ作業で出る1mmほどの薄い端材。 そのまま捨てずに取っておき、 必要になったら道具に仕立てます。 ■ のみで削って形を整える 端材をのみで削り、...
■ 障子を長持ちさせるコツは「優しく扱う」こと 「障子を長く使うには、どうすればいいですか?」という質問に、建具店の会長が答えてくれました。 ポイントはとてもシンプル。 開け閉めを“優しく”行うこと。 「力を入れてバタンと閉めるのではなく、そっと開けて、そっと閉める。お茶会などの場ではそれが当たり前の作法なんですよ」と会長。 日常のちょっとした心がけが、障子を長持ちさせる秘訣なんですね。 ■ 掃除の基本は“乾いた道具”で 次に気になるのが掃除の仕方。 「昔はハタキでホコリを落としたり、うすい空気の吹き出し(空吹き)で掃除していました」と会長。 濡れ雑巾で拭くのはNG。 障子紙が湿気で伸びたり破れたりしてしまうため、乾いた方法でホコリを落とすのが基本だそうです。 ■ 現代の家でも使える“やさしい掃除法” 最近の住宅はフラットな壁が多いですが、日本家屋は凹凸が多いのが特徴。 そこにホコリが溜まりやすいので、軽いハンディモップなどで優しくなでるように掃除するのが効果的。 「そのくらいの掃除なら、とても良いと思いますよ」と会長も太鼓判。 ■ まとめ 障子を長く美しく保つコツは、 ・ 優しく開け閉めする...