建具づくりに欠かせない道具、スコヤ。
ただの直角定規と思われがちですが、
実は使い道はそれだけではありません。
今回は、
現場で本当に使っているスコヤの使い方5つを紹介します。
■ ① 側面に対して直角の線を引く
まず基本となる使い方。
材料の側面にスコヤを当てて、
正確な直角の線を引く。
加工の基準になる、とても大切な工程です。
■ ② 組み立てた材料の角度を測る
材料同士を組み立てたあと、
角度がきちんと直角になっているかを確認。
ズレがあると、
建具全体の精度に影響します。
■ ③ 切り口の直角を測る
材料を切断したあと、
切り口が直角かどうかをチェック。
わずかな誤差も、
仕上がりに大きく響くポイントです。
■ ④ バラバラの材料の端をそろえる
複数の材料をまとめるときに、
端を一直線にそろえるためにもスコヤを使用。
ズレを防ぎ、
美しい仕上がりにつながります。
■ ⑤ 太衝を打つ穴位置を決める
組み立ての際に必要な、
太衝(ダボ)を打つ穴の位置決め。
ここでもスコヤを使って、
正確な位置を割り出します。
■ スコヤは“測る道具”以上の存在
スコヤは、
ただ直角を測るだけの道具ではありません。
線を引く・位置を決める・精度を整える。
建具づくりのあらゆる場面で活躍します。
基本の道具ほど、
使いこなしで差が出る。
そんなことを実感させてくれる、
職人技のひとつです。
■最後に
職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
職人が使う“神グローブ”とは? 作業中、ふと目に入った黒い手袋。 防寒用というより、何か理由があって使っている様子です。 実はこれ、作業の安全性を高めるための必須アイテムでした。 ■ 特に冬は手放せない 冬場は特に手が乾燥しやすく、 滑りやすさも増します。 そのため、 冬の間はほぼ常に着用しているとのこと。 ■ 正体は「ニトリルグローブ」 この黒いグローブの正体は、 ホームセンターなどで手に入る ニトリルグローブ(50枚入り)。 いわゆる使い捨てですが、 ・ 滑りにくい ・ フィット感が良い ・ 汚れても気にせず使える と、作業用としてはかなり優秀です。...
建具職人が使う自作の道具とは? 建具づくりの現場には、 市販されていない“職人オリジナル”の道具があります。 今回紹介するのは、 「のり付け棒」 と呼ばれる自作工具です。 ■ ほぞ穴に糊を塗るための専用棒 この道具は、 ほぞ穴に糊を塗るために使われます。 狭くて深い部分にも、 ムラなく糊を行き渡らせるための形です。 ■ 材料は1mmほどの端材 原型は、 ノコギリ作業で出る1mmほどの薄い端材。 そのまま捨てずに取っておき、 必要になったら道具に仕立てます。 ■ のみで削って形を整える 端材をのみで削り、...
■ 障子を長持ちさせるコツは「優しく扱う」こと 「障子を長く使うには、どうすればいいですか?」という質問に、建具店の会長が答えてくれました。 ポイントはとてもシンプル。 開け閉めを“優しく”行うこと。 「力を入れてバタンと閉めるのではなく、そっと開けて、そっと閉める。お茶会などの場ではそれが当たり前の作法なんですよ」と会長。 日常のちょっとした心がけが、障子を長持ちさせる秘訣なんですね。 ■ 掃除の基本は“乾いた道具”で 次に気になるのが掃除の仕方。 「昔はハタキでホコリを落としたり、うすい空気の吹き出し(空吹き)で掃除していました」と会長。 濡れ雑巾で拭くのはNG。 障子紙が湿気で伸びたり破れたりしてしまうため、乾いた方法でホコリを落とすのが基本だそうです。 ■ 現代の家でも使える“やさしい掃除法” 最近の住宅はフラットな壁が多いですが、日本家屋は凹凸が多いのが特徴。 そこにホコリが溜まりやすいので、軽いハンディモップなどで優しくなでるように掃除するのが効果的。 「そのくらいの掃除なら、とても良いと思いますよ」と会長も太鼓判。 ■ まとめ 障子を長く美しく保つコツは、 ・ 優しく開け閉めする...