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記事一覧

2025.10.31

障子の種類を建具職人が詳しく解説します

日本の伝統建具である障子には、実は多くの種類があり、 デザインや機能によって空間の印象が大きく変わります。 今回は、建具職人佐藤が、これから障子を取り入れたい方にも分かりやすく障子の種類と特徴を解説します。 ■ 障子とは?日本文化が生んだ機能美の建具 障子とは、 木製の格子枠に紙を張った日本独自の建具です。 ・ 光をやわらかく通す ・ 外からの視線を遮る ・ 調湿・断熱効果が高い といった特徴があり、近年は 和モダン住宅や店舗デザインでも人気が再燃しています。 ■ 代表的な障子の種類 ① 荒組障子(あらぐみしょうじ) 格子間隔が広く、最も一般的なデザイン。 余白が大きく、どんな空間にも合わせやすい基本形。 和モダンインテリアとの相性が抜群。 ② 縦繁障子(たてしげ) 縦格子を細かく配置したデザイン。 天井を高く見せ、空間を伸びやかに見せる効果があります。 ③ 横繁障子(よこしげ) 横のラインを強調するデザイン。 空間を広く見せる効果があるためリビングに人気。 ④ 組子障子(くみこ) 釘を使わず木を組み上げ、 朝の光を美しく模様として映す職人技の結晶。 唯一無二の美しさ・工芸作品としての障子。 ⑤ 腰付障子(こしつき) 下部に腰板を張ったタイプで強度が高い。 玄関や人通りの多い空間に最適。 ⑥ 雪見障子(ゆきみ) 下部にガラスをはめ込み、 閉じたまま外の景色を楽しめます。 四季の変化や庭の眺めを楽しむのに最適。 ⑦ 猫間障子(ねこま) 雪見障子に開閉できる小窓をつけたタイプ。 換気をしながら明かりも取り入れられる便利な構造。 ■ 用途で選ぶ障子の選び方 用途           おすすめの障子————————————————————————リビングの仕切り       荒組、縦繁、横繁庭の景色を楽しむ    雪見、猫間玄関や客間       腰付障子特別な空間を演出    組子障子 ■ 現代向けのカスタマイズも可能 最近では ・ 破れにくい強化和紙・プラスチック障子紙 ・ 木部を塗装してモダンに仕上げる ・ 格子本数の調整で雰囲気を変更 など、メンテナンス性とデザインの両立が進んでいます。 ■ 現代向けのカスタマイズも可能 障子.comのこだわり ・ 創業110年の建具店が運営 ・ 天皇陛下の大祭建具を担当した実績 ・ 厳選された秋田杉材を使用 ・ 職人が1枚ずつ丁寧に手作業 ミリ単位のオーダーメイドにも対応し、 設置場所に合わせて最適なデザインをご提案します。 ■ 障子1枚で、空間は劇的に変わる 障子には 光・風・季節を感じる日本らしい豊かさがあります。 暮らしを整え、心をやさしく包み込む建具。 あなたの家にも取り入れてみませんか? ■ オーダーメイド・相談受付中 ・ 工務店様・個人注文どちらも歓迎 ・ デザイン相談無料 ・ 全国発送対応 ぜひお気軽にお問い合わせください。

#和建具 #障子

2025.10.31

和モダン建具障子の魅力と使い方を徹底解説します!

今回は、近年インテリアとして注目が高まっている “和モダン障子(モダン障子建具)” について、分かりやすく解説します。 ■ 和モダン障子とは? 和モダン障子とは、 伝統的な障子の良さを活かしながら、現代の住宅・店舗デザインに調和するように進化した建具のことです。 従来のやわらかな採光性や軽さはそのままに、 ・ デザイン性の高い格子 ・ カラフルな和紙 ・強度の高いワーロン紙や強化和紙 などを組み合わせ、現代的な美しさを実現しています。 ■ 和モダン障子の種類と特徴 ● 荒間障子 格子を少なくし、紙面を大きく確保したデザイン。 開放感があり、リビングや店舗にも映える人気タイプ。 ● 縦繁(たてしげ)障子 縦ラインを強調し、空間を高く見せる視覚効果あり。 天井が低い空間にもおすすめ。 ● 横繁障子 横ラインを強く見せ、空間を広く感じさせるデザイン。 安定感と洗練された印象を演出。 ● 雪見障子 / 猫間障子 下部にガラスをはめ込み、外の景色や光を柔らかく取り込めるタイプ。 四季の変化を室内で楽しめる人気デザイン。 ■ 和モダン障子が選ばれる3つの理由 1|光と風を美しく取り込む 障子紙が光をやわらかく拡散し、部屋全体を心地よく明るくします。 2|空間をつなぎながら仕切る 開ければ一体、閉じれば個室。 ライフスタイルに合わせて柔軟に空間を変えられます。 3|和テイストを手軽に取り入れられる 伝統と現代デザインを融合し、住宅にも店舗にも合わせやすい。 ■ 和モダン障子をおしゃれに取り入れるポイント ・ 北欧テイスト×障子の組み合わせ ・ 組子で光の模様を楽しむ ・ 窓の内側に内障子を設置する ・ 建具を間仕切りとして活用する 障子は、光と影をデザインする“空間のアート”です。 ■ 障子.comのこだわり 障子.comでは ・ ミリ単位のオーダーメイド対応 ・ 秋田杉など厳選された国産材 ・ 熟練職人による精密な建付設計 空間設計と建付設計を両立させ、 住宅でも店舗でも 最高のバランスで美を実現します。 ■ 和モダン障子で、暮らしを豊かに 障子は、単なる建具ではありません。 光、風、季節、そして気配をつなぐ日本の文化そのものです。 和の心を残しながら、現代に合う美しい空間をつくりませんか? ■ オーダーメイド・相談受付中 「自宅に合うデザインを提案してほしい」 「店舗設計の段階で相談したい」 という方は、ぜひお気軽にご相談ください。 オンライン相談も対応しています。

#和モダン #和建具 #障子

2025.10.28

【建具の歴史】書院造の建具は室町時代から始まった和室の歴史です!

■ 書院造の建具に見る、和室の美しい歴史 ある日、職人の会長に少し変わった建具を見せてもらいました。 「これって、どんな建具なんですか?」と尋ねると、 「これは“書院造(しょいんづくり)”の意匠を受け継いだ作りなんですよ」と教えてくれました。 欄間(らんま)や組子(くみこ)などを組み合わせたこの建具は、室町時代に始まった和室文化の象徴。 間仕切りとしての機能だけでなく、光を通しながら空間を美しく演出する、日本独自の工芸です。 ■ 農家や料亭でも愛された「凝った意匠」 昔は農家の家や料亭でも、このような書院造の建具がよく使われていました。 特に料亭では「自分の店は一流だ」と示すために、職人の技を凝らした建具を競うように取り入れていたそうです。 木組みや透かし彫り、細かな装飾など、一つ一つが手仕事の芸術品。 日本人の「空間を飾る」という美意識が、建具にも息づいています。 ■ 雪国の知恵と職人の手仕事 当時の職人たちは、冬の間に建具を作りため、春に納品するというスタイルで仕事をしていました。 雪で外作業ができない時期を活かして、家の中でじっくりと木を組み上げていく。 その丁寧な仕事が、日本家屋の温かみを支えてきたのです。 ■ 現代では減りつつある「和の建具」 残念ながら、今ではこのような建具を望む人が少なくなりました。 「若い人たちは和室を持たない家づくりが多く、こうした建具の需要も減っているんです」と会長。 しかし、こうした職人の手でしか作れない美しい建具は、日本建築の魂そのもの。 少しでもこの文化を知り、未来に残していくことが、今を生きる私たちの役目なのかもしれません。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!

#名建築 #和モダン #和建具