2025.11.12
障子の交換方法を建具職人が徹底解説!
障子の張り替えや交換、いつ・どうやって行うべきか迷う方は多いと思います。 今回は、創業110年以上の建具店が運営する「障子.com」の建具職人が、交換のタイミングや方法、費用の目安までわかりやすくまとめます。 ■ 障子交換のタイミング|3つのサイン ① 障子紙が黄ばんできた 紫外線による経年劣化が原因。 交換目安は3〜5年。 放置すると部屋全体が古く見えてしまいます。 ② 開け閉めが重い・歪みが出てきた 湿気や建物の歪みで障子が傾くことがあります。 無理に動かすとさらに悪化するため、交換を検討しましょう。 ③ リフォーム・模様替えのタイミング 壁紙や床材を変えるなら、障子も一緒に新調すると統一感が出ます。 ■ 障子交換の方法と費用目安 ① 障子枠ごと新調する 最も美しく仕上がる方法。 1枚 約32,000円〜(荒組障子の場合) ② 障子紙だけ張り替える 手軽で人気の方法。 プロ依頼:1枚 約2,000〜5,000円 (紙の種類によって変動) ③ デザインリメイク 塗装や高機能紙で雰囲気を一新。 和室からモダン空間に変えたい方にもおすすめ。 ■ DIY か プロ依頼か?迷ったら 「自分でやるのは不安」「サイズが特殊」 そんなときは、専門家への相談が安心です。 相談先の選択肢 ● インターネット注文でオーダーメイド ・ ミリ単位で制作可能 ・ 全国発送に対応 ● 地元の建具屋に相談 障子.comでは、秋田杉を使用し職人が1枚ずつ丁寧に制作。 建具の状態に合わせたアドバイスも可能です。 ■ オーダーメイド・相談受付中 ・ 工務店様・個人注文どちらも歓迎 ・ デザイン相談無料 ・ 全国発送対応 ぜひお気軽にお問い合わせください。
2025.10.28
【大掃除】敷居の滑りをテープなしで簡単補修!重い障子の治し方
■ 動かなくなった障子、どうすればいい? 年末の大掃除中、障子が重くて開かない…。 そんな時に簡単にできる直し方を、建具職人の佐藤さんに聞いてみました。 ■ 使うのは「シリコンスプレー」 「これを使えばすぐ直ります」と佐藤さん。 用意するのは市販のシリコンスプレーと、きれいな布だけです。 ■ ポイントは「塗る場所」 実は塗る場所がとても大事。 障子の下の敷居部分に、布で均一にスプレーをなじませるだけ。 色が少し変わるくらいでOKです。 ■ 驚くほどスムーズに! 塗った後に動かしてみると…スーッと軽く動くように。 シリコンを塗っていない方と比べると、違いは一目瞭然。 ■ 下だけで十分 「上には塗らなくて大丈夫。下だけで十分です」と佐藤さん。 障子が重く感じたら、まずはこの方法を試してみてください。 ■ まとめ テープも特別な工具も不要。 シリコンスプレーひとつで、重い障子が驚くほど軽く動くようになります。 年末の大掃除にぴったりの簡単メンテナンスです。 ■最後に 職人の技が詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.06
障子を最高に綺麗に剥ぎ取る方法を職人に聞いてみました!
職人が古い障子紙を綺麗に簡単に剥ぎ取る方法を教えています。
2025.08.06
障子の補修は100均の道具を使って直すことができます!
100円ショップの障子補修シールと障子紙で穴の空いた障子を補修しています。
2025.08.04
雪見・猫間障子の外し方・取り付け方・紙の張り替え・トラブルの対応方法を詳しく徹底解説します!
雪見障子や猫間障子は、普通の障子とは構造が少し違い、外し方や紙の張り替え方にもコツがあります。この記事では、・ 障子の外し方・紙の剥がし方と乾燥のポイント・新しい紙の貼り方・取り付けの方法・よくあるトラブルの対応この5つを順に解説していきます。 ①雪見障子の外し方 雪見障子は左右に溝があり、片側の溝が深いのが特徴です。深い溝の方にバネが入っているため、そこをグッと押し込み、障子を手前に意識して簡単に外せます。深い溝 … 約5mm浅い溝 … 約2mm3mmほどの差があるので見分けはつきやすいでしょう。ただし、障子の歪みなどで押し込んでも抜けない場合もあります。その場合は位置を少しずらして、「抜けやすいポイント」を探すのがおすすめです。バネを逆に入れてしまった場合は万が一抜けてしまいます。その際は薄い状態の板の道具を差し込み、バネを浮かせて外す方法で対応可能です。 ②紙の剥がし方 紙を張り替えるときは、まず古い紙を剥がします。1.布に水を含ませ、ペーストの部分に軽く塗る2. 2~3分ほど待つと、糊がふやけて紙が簡単になる3. きれいに剥がした後はしっかり乾燥させる乾燥させずに紙を貼ると、湿気で紙が波打ったり、ペーストが付きやすくなるので要注意です。 日向よりも風通しの良い日陰で30分以上干すと安心です。 ③新しい紙の貼り方 準備が整い新しい障子紙を貼ります。・ペーストは市販のチューブタイプで十分。・そのまま使わず、刷毛で均一に伸ばしてから貼るのがコツ。雪見障子には「紙押さえ(紙押え溝)」がないため、切る位置がわかりにくいですが、縁から2mmほど内側でカットするときれいに仕上がります。 ④ 取り付け方法 取り付けの際は、必ず深い溝の方にバネを入れます。バネを先に押し込みながら、もう一方をはめ込めば簡単に取り付け完了です。 ⑤トラブル対応 ・ 外れない場合→バネが逆に入っている可能性大。薄い板を差し込みながら外。・ 紙がうまく貼れない → 下地が乾いていないと失敗しやすい。必ず完全に乾燥させます。・歪みで入らない→障子の位置を少しずらしてみると入れやすい。 ■まとめ 雪見障子や猫間障子は、外し方・取り付け方にちょっとしたコツがあるだけで、誰でも簡単にメンテナンスできます。特に「溝の深い方にバネを入れる」という基本を覚えていれば安心です。ぜひこの記事を参考に、紙の張り替えや調整にチャレンジしてみてください。 ■最後に職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
【プロの技】障子職人が教える障子はがし完全実践版!
障子の張りを替える際に最初のステップとなる「古い障子紙のはがし方」。実はこの作業の丁寧さが、新しい障子紙を美しく貼るための大切なポイントになります。今回はプロの職人が実際に行っている「障子紙のはがし方」を、わかりやすくご紹介します。 ■用意するもの ・水を入れた容器(バケツなどでもOK)・ 布切れ(吸水しやすいもの)・サンドペーパー(240番程度)・ ダンボール(床の養生用)布に水を含ませて骨の部分に塗っていくやり方が、一番効率的で無駄がありません。 ■水のつけ方と注意点 ・ 障子全体にシャワーのように水をかける方法もありますが、乾燥に時間がかかってしまいます。・ 職人おすすめは「布切れで骨の部分だけを濡らす」方法です。・スプレーで吹きかける方法もありますが、水が周囲に飛び散りやすく、壁を濡らすリスクもあるため非推奨です。 →ポイントは「余分な部分は濡らさず、骨の部分にだけ水を行き渡せる」ことです。 ■はがしのタイミング 全体に水を塗ったら、5分ほど置き紙に水分をなじませます。その後、ゆっくりと少しずつ剥がしていきます。・急いで一気に剥がせると紙が破ける原因に。・ 部分ごとに少しずつ進んできれいに剥がせます。 ■紙の残りやささくれ対策 ・ 剥がしたあとに残った紙は、ヘラを使わず「柔らかい毛先のブラシ」でしっかりのが安全です。・ 乾燥させた後にサンドペーパー(240番)で軽く整えるとベスト。・ このとき、向かわせず「一方向にかける」のがコツ。→ やりすぎると骨を傷めるので「軽い」が鉄則です。 ■乾燥の仕方 ・ 夏の日差しのいつかなら、日の風通しの良い場所で30分ほど乾燥。・ 太陽光に直接当たると木が傷むので注意。・ シャワーで全体を濡らすと乾燥に時間がかかるため、部分的に濡らす方法が効率的です。 ■まとめ ・ 水は「布切れ」で骨部分だけ塗る・ 5分ほど置いてから、ゆっくりと剥がす・ 紙の残りはブラシで、ささくれは乾燥後にペーパーで処理・乾燥は日陰で風通しの良い場所を選ぶこれで新しい障子紙を貼る準備が整います! ■最後に職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
プロ職人がダイソーの障子紙で障子を補修した結果が凄かったです!
障子にうっかり穴があった…そんなときの応急処置に備えたのが、100円ショップで売っている補修シールや障子紙。今回は、実際に職人さんに「ダイソーの障子紙」を使って補修してもらい、その仕上がりを検証してみました! ■まずは補修シールで応急処置 ダイズで購入した障子補修用のシールを使って、穴をふさいでみました。・ 裏面がシールになっているので貼るだけで簡単・ ただし、光に遭遇するとどうしても透けて穴の跡がわかってしまう・ 1か所だけ貼ると見た目が不自然。 貼るなら複数か所に貼ったほうが目立ちにくい▶ 応急処置としては便利ですが、結果の自然さは劣悪でした。 ■部分的な貼り替えに挑戦 次に、ダイソーの障子紙を使って「部分的な貼り替え」を実践します。 ①穴の部分を切り取る 大胆な箇所をカッターでカットします。内側に刃を入れて古い紙が残らず、仕上がりがきれいになります。 ②寸法を測る 骨の外側から外側までの寸法を測り、その寸法に合わせて新しい紙をカットします。今回の例では「横210mm × 縦195mm」で切り出しました。 ③のりを使って貼り付ける ・ 専用の障子用のりを使う(学校用のりやヤマトペーストでも代用可)・障子紙は「ザラザラした面が表」になるようにセット・最初の位置を決めたら、引っ張りながら少しずつ貼ります・貼った直後はシワがあっても、乾くと紙が伸びてピンと張る▶両面テープでも貼れるが、伸び縮みしないためおすすめできないとのこと。 ■仕上がりは? 正面から見た印象は、かなり自然で違和感なし。ただし、職人の意見としては——・応急処置としては十分・しかし、やはり「全体を貼り替えたほうが断然きれい」とのことでした。 ■まとめ ・補修シール → すぐに穴をふさげるが透け感がある・部分貼り替え → 仕上がりはかなりだが手間はかかる・おすすめは全面貼り替え → 時間はかかるが見た目は最も美しい今後の対応には100均アイテムが便利ですが、時間があればやはり全面貼り替えをするのがベストです。 ■最後に また、職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!