2025.08.04
建具職人が障子の表と裏の見分け方を詳しく解説しています!
「障子って表と裏があるの?」と疑問に思ったことはありませんか。 実は障子にははっきりとした「表」と「裏」が存在し、見た目や仕上がりの美しさ、貼りやすさに関わってきます。今回は建具職人が実際に解説してくれたポイントを整理してご紹介します。 1. 骨組みの凹凸で見分ける 障子の「表」は、必ず骨と骨の間に**段差(凹凸)**があります。 一方、裏側はフラットになっており、段差がないため紙を貼りやすい構造になっています。▶ 段差がある面=表、フラットな面=裏 と覚えると簡単です。 2. 引手(取っ手)の有無 障子の取り付け場所によっては、裏側にも引手が付くことがあります。 たとえば、部屋側と廊下側の両方から開け閉めする必要がある場合です。 一方で、窓の内側に付ける障子など、片側しか見えない場合は正面だけに引手が付いています。 3. 紙を貼る位置 裏面には「紙じゃくり」と呼ばれる1〜2mmほど掘り下げられた溝があります。 ここに障子紙を貼るため、必ず紙は裏側から貼ることになります。 表には段差があるため紙を貼ることはできません。 4. 障子紙の表と裏 障子紙にも実は「表」と「裏」があります。 一般的な障子紙:表がザラザラ、裏がツルツル 強化障子紙(タフトップなど):表裏の区別がほぼなく、どちらも同じ質感 貼る際は紙のロールの巻き方向にも注意が必要です。 ロールの外側が障子紙の表側になるので、そのままの向きで貼るのが正しい方法です。 逆にすると貼りにくく、仕上がりも不自然になってしまいます。 5. 桟(さん)の幅の違い 天袋や地袋の障子では、表と裏で桟の幅が異なることもあります。 表側は見た目が美しく見えるように広めに、裏側はやや狭めになっている場合が多いです。 これは障子を仕込んだときに前後のバランスをとり、全体のデザインを整えるための工夫。 もし逆に取り付けてしまうと、隙間が不自然になり「かっこ悪い」仕上がりになるので要注意です ■ まとめ 障子の表と裏を見分けるポイントは以下の通りです。 ・ 段差がある方が表、フラットな方が裏 ・ 引手は取り付け方によって表裏両方につく場合もある ・ 障子紙は裏面の「紙じゃくり」に貼る ・ 紙の表裏はザラザラ(表)とツルツル(裏)で区別、ロールの外側が表 ・ 桟の幅の違いで見分けられる場合もある 障子の表裏を正しく理解すれば、仕上がりの美しさや貼りやすさがぐっと向上します。 ■最後に 職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.01
【保存版】障子を一番綺麗に剥ぎ取る方法を教えます!【障子張り替え】
視聴者の方から 「古い障子を剥がすとき、のり紙や残り当面のが大変で、カッターなどで削ると木の部分まで傷ついてしまいます。何かうまい方法はありませんか?」 という質問が届きました。その質問に建具職人・佐藤さんがお答えします。 ■ポイント①:濡らし方 障子をきれいに剥がすには、大きく2つのポイントがあります。 1.濡らし方 2.道具の使い方 まず、濡らす際に使う道具ですが、 たっぷりの水水をよく吸う清潔な布 をご用意しております。 作業の際には、下に段ボールなどを敷いて床が濡れず安心です。 とにかく、障子紙をびちゃびちゃになるくらいたっぷり濡らすのがコツです。 特に、障子の骨の部分(のがついている部分)には、重点的に水を含ませるようにしてください。 ■ポイント②:時間とタイミング 水をたっぷりかけたら、5分ほど置いてから剥がすと、きれいに取れるようになります。 実際にやってみると、「齋藤勇治建具店」で採用している強い障子紙(タフトップ)を使っていれば、破れずにきれいに剥がれます。紙の残りものもほとんどありません。 ■100均の障子紙との比較 次に、100円ショップの安価な障子紙で試してみたところ、濡らしただけで破れてしまい、きれいに剥がすのはかなり難しいという結果になりました。 薄くて弱いため、力を入れなくてもすぐに穴が開いてしまいます。このような紙では、剥がす作業にかなり苦労することになります。 ■水のかけ方について 全体に霧吹きで水をかける方法もありますが、のりの部分だけに水をしっかりつける方が効率的で失敗も少ないです。 タフトップのように丈夫な紙なら全体に濡らしても問題ありませんが、薄い紙だと破けてしまいます。 ■道具の工夫:カッターではなくサンドペーパー 紙を剥がした後、どうしても残る古い紙やのりを取るのに、カッターで削るのは木を傷つける原因になります。 そこでおすすめするのが、 角材にサンドペーパー(#240)を巻き付けた自作道具です。 障子をしっかり乾燥させた後、この道具で平らにこすることで、カッターよりも安全かつきれいに残りカスを除去できます。 ■ポイント③:乾燥が重要 剥がした後は、しっかり乾燥させることが重要です。濡れたまま新しい紙を貼ると、のりが効かず、きれいに仕上がりません。 最低でも丸1日は乾燥させてから、次の作業に移りましょう。 ■まとめ きれいに障子紙を剥がす手順: 1.布でたっぷりの水を接着部分につける 2.5分程度待つ 3.障子紙をゆっくり剥がす 4.濡れた障子本体を1日乾燥させる 5.サンドペーパー工具で残り紙を取る ■最後に タフトップのように丈夫な障子紙を使うと、剥がすのも貼るのも簡単で仕上がりもきれいになります。100均の紙は安価ですが、薄くて破れやすく、扱いが難しいので注意が必要です。 「齋藤勇治建具店」で制作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 「齋藤勇治建具店」で制作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.02.04
【建具 かんな】現役建具職人が障子づくり用の鉋について全部話します!
障子や木工製品の仕上げに欠かせない「カンナ」。今回は、建具職人・佐藤さんに、カンナの種類や使い分け、調整の仕方、さらには実際の削り方まで詳しく解説していただきました。 ■そもそも「カンナ」とは? カンナ(鉋)とは、木材の表面を削って滑らかに整えるための道具。大工さんは粗削りから仕上げまで幅広く使いますが、建具職人の世界では主に「仕上げ」や「微調整」に使用されます。 例えば、障子の部品同士の組み立て後の微妙な段差を整えたり、見た目を美しくするために使われるのがカンナです。 ■主なカンナの種類と使い分け 佐藤さんが普段使っているのは、主に以下の3種類のカンナです。 ①平鉋(ひらがんな) ・表面全体を平らに削るための基本のカンナ ・角を少し丸めたり、面取りをしたりするのにも使用 ・大・中・小サイズあり、用途に応じて使い分け 【平鉋(ひらかんな) 替え刃式鉋・替え刃】http://shop-kawai.g.dgdg.jp/kaebakanna_hanbai.html ②際鉋(きわがんな) ・刃が端までついていて、角や細かい部分の削りに最適 ・「右勝手」と「左勝手」があり、削る方向によって使い分け ・障子の「ほぞ」部分など、通常のカンナでは届かない場所にも対応 【際鉋(きわかんな)】http://www.iwood.jp/iwood/image/2012-d/18.jpg ③紙貼鉋(かみはりがんな) ・障子紙を貼る部分(紙じゃくり)専用のカンナ ・紙一枚分だけ削れるように、刃の幅も非常に狭い障子専用のカンナ ・2回ほど軽くかければ、紙の厚みにぴったり合う 【紙貼鉋(かみはりかんな)】https://store.shopping.yahoo.co.jp/jindaikohonpo/kakusyu-kanna-069.html?sc_i=shopping-pc-web-result-storesch-rsltlst-imghttps://store.shopping.yahoo.co.jp/jindaikohonpo/kakusyu-kanna-069.html?sc_i=shopping-pc-web-result-storesch-rsltlst-img ■カンナの構造と調整方法 どのカンナも基本的な構造は共通で、「刃(神刃)」と「裏金(押さえ刃)」の2枚構成です。 鉋身(かんなみ): 実際に木材を削る主刃 裏金: 鉋身をしっかり押さえる補助刃 調整は刃の出具合で行い、叩きながら微調整していきます。刃を出しすぎると厚く削れ、引っ込めると薄くなります。 近年では、刃を取り替えられる交換式のカンナも登場し、一般の方でも手軽に使えるようになりました。切れ味も良く、手入れが苦手な方にもおすすめです。 ■実演!職人のカンナ削り 佐藤さんに、実際にカンナで木材を削る様子を見せていただきました。 ①平鉋(ひらがんな)の削り方 ・面をなだらかに整える用途に使用 ・少し斜めに当てて引いていくのがコツ ・力加減を一定に保つことで美しく削れる ②際鉋(きわがんな)の削り方 ・刃が端まであるので、隅まできれいに削れる ・障子の角や細部、ホゾの面取りなどに使用 ③紙貼鉋(かみはりがんな)の削り方 ・障子紙の貼り部分(紙じゃくり)削る。2回削ると紙1枚分の深さになるように調整されている。 ※障子は、紙じゃくりに障子紙を貼ると障子本体と紙の表面が平らになる作りになっている ・他のカンナでは不可能な繊細な加工が可能。 ■ まとめ:カンナは職人の“手の延長” カンナは、見た目以上に繊細で調整が難しい道具です。しかし、その分、職人の技術がダイレクトに表れる道具でもあります。 障子を一枚仕上げるだけでも、こうした多彩な道具と技術が使われていることを知ると、ものづくりへの敬意が生まれますね。 ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします!また、興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comのサイトをご覧ください。
2025.02.04
【検証】プロ用と100均の障子紙を比較した結果が意外なことに・・・【障子張り替え】
齋藤勇治建具店で使用されている高品質な障子紙「タフトップ」。その“強さ”は本物なのか…? 今回は、なんと100円ショップで購入した障子紙と徹底比較!「強度」「引き裂き」「引っ張り」「耐水性」の4項目で、プロ用と100均商品の実力を検証してみました。 ■ 第1番勝負:突き刺しテスト 実験方法: それぞれの障子紙に30cmの高さから鉛筆を落とし、穴が開くかを確認。 ◆100均の障子紙: 一発で穴が開く ◆タフトップ: 弾力で鉛筆を弾き返し、穴はまったく開かない さらに強度を確かめるため、鉄製のインパクトドライバービット(かなり重い)でも同様のテストを実施。◆100均: 完全に突き刺さって貫通◆タフトップ: 少し凹んだ程度で、穴は開かず ▶ タフトップの圧勝! ■ 第2番勝負:引き裂きテスト 今度は、それぞれの紙を手で引き裂いてみるテスト。◆タフトップ: 力を込めてもなかなか破けない◆100均: 簡単にビリビリっと裂ける ▶ またしてもタフトップの勝利! ■ 第3番勝負:引っ張りテスト 2人がかりで、障子紙の両端を持って引っ張り合うテスト。◆100均: 手元からすぐに破けてしまい、力を入れられない◆タフトップ: 全力で引っ張っても破けず、耐久性抜群! ▶ タフトップ、3連勝! ■ 第4番勝負:水攻めテスト 霧吹きで障子紙に水を3回吹きかけ、その状態で指で突いて穴が開くかを確認。◆100均: 指で簡単に穴が開き、ほとんど力はいらない。子どもでも簡単に破れそうなレベル◆タフトップ: 指で押しても全く破れず、濡れても形を保ったまま ▶ 最後もタフトップの圧勝! ■ 結論:本当に強いのはタフトップだった! 最初は疑ってかかっていた検証者も、実験の結果には納得。タフトップは、引っ張り・衝撃・水にも強く、日常使いでも安心して使える障子紙であることが証明されました。 「障子の貼り替えって面倒くさい」と感じている方も、丈夫な障子紙を選べば破れる頻度が減り、手間もグッと減ります! ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします! 障子紙の選び方一つで、和室の快適さが大きく変わります。ぜひ、貼り替えの際には“強い紙”を選んでみてください。
2025.02.04
【新築 リフォーム】和風住宅で失敗しないために障子の構造を学ぶ
今回は、障子の構造や各部位の名称について、建具職人の会長に詳しく解説していただきました。「縦框(たてかまち)? 横框(かまち)? 戸首(とくび)?」など、普段なかなか聞くことのない専門用語も丁寧に教えてもらえました。障子に少しでも関心がある方は、ぜひ参考にしてみてください! ■ 障子の基本構造と呼び方 まず、障子には大きく分けて「縦」と「横」の骨の組み方があり、それぞれに名前があります。 縦のメンバーは「縦框(たてがまち)」横のメンバーは「横框(よこがまち)」この縦棒と横棒が、障子の外枠となっています。 ■ 中に入っている骨=「障子骨」 それぞれ「縦骨(たてほね)」「横骨(よこほね)」と呼ばれ、障子の中骨全体は「障子骨」と呼ばれます。ちなみに、横框には「戸首(とくび)」と呼ばれる段差がついていて、構造上しっかりと組み込まれるようになっています。 ■引き手の部材と素材 障子泣くためのパーツは「引手」と呼ばれます。今回の障子では、竹材を使用した「胡麻引き手(ごまひきて)」というタイプが採用されておりました。自然素材ならではの風合いも魅力です。 ■なぜ段差があるのか?構造上の工夫 縦棒と横棒には微妙な段差がありますが、これは製作者の工夫によるものです。 同じ面(フラット)になってしまうと、紙の違和感や違和感で見栄えが悪くなってしまうためわざと紙が貼られる面を「少し内側に引っ込める」ことで、貼った瞬間に見た目が美しくまとまるように設計されています。ようにこの「どこかに逃げる」のが、建築の基本でもあります。 ■お客様の要望に合わせたデザインも可能 障子のデザインは当面定期ではありません。 たとえば: 障子骨の権利を増やす/減らすシンプルにしてモダンに見せたいデザイン性を高めたいなど、お客様のご希望に合わせたカスタマイズも可能です。気になる方はぜひご相談を! ■まとめ 障子の構造には、見た目だけでは気づかない職人の知恵と工夫が詰まっています。縦框・横框、引手など、それぞれの部位に意味があり、組み立てにも理由があります。 このような基本を知ることで、障子を見る目も変わってくるはずです。 ぜひご自宅の障子にも目を向けて見てください。 ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします!
2025.02.04
【永久保存版】障子を綺麗に貼る方法を建具職人に聞いてみた!【障子.com】
今回は、山形県の「齋藤勇治建具店」さんにお邪魔して、プロの障子貼り職人・佐藤さんから、障子紙の正しい張り替え方を教えていただきました。 「障子の張り替えって難しそう…」「道具や糊の選び方が分からない…」そんな初心者の不安を、わかりやすく丁寧に解消してくれる内容です。誰でもすぐに実践できるよう、道具選びから貼り方のコツまで、細かなポイントもすべて網羅!ぜひ最後までご覧ください。 ■使う道具と材料 最初に、使用する糊と障子紙について解説。 ●糊は「障子専用」のものを よく市販の水糊で代用されがちですが、実はNG。障子専用の糊を使い、説明書どおりに希釈(目安は糊10:水1)して使うのが大切です。水が多すぎると貼り付きが悪くなり、逆に糊が濃すぎると乾いたときに紙が強く引っ張られてしまいます。 ●紙は「破れにくいタイプ」が安心 今回使ったのは、一般的な障子紙よりも破れにくく、扱いやすい「タフトップ」という紙。縦に裂こうとしてもなかなか破れず、力を加えても簡単には破けません。100円ショップの紙などは破れやすいため、避けたほうが無難です。 ■実践編:障子紙の貼り方 ●糊を塗る 紙を貼る前に、まず障子枠の「紙じゃくり」に糊を塗ります。ポイントは、ハケで「トントン置くように」薄く均等にたっぷり塗る必要はありません。多少はみ出しても、拭き取ったり乾かせば見えなくなるので問題ありません。また手早く作業するに越したことはありませんが、すぐに乾いたりはしないので慌てなくても大丈夫です。《障子専用のり》美よしの糊(みよしの)襖・障子・金銀紙用 高級煮糊 表具用でん粉系接着剤焼けも出にくい和紙と相性抜群の煮糊 https://x.gd/LGxX6 《糊刷毛(のりはけ)》 PC柄 切次刷毛 小林製 高品質の豚毛を使用したPC製の糊刷毛です。細く線のような糊付が出来るように、毛の厚みを細くしています。 毛が抜けにくいものが良い。製品の障子貼りでは何回も安定して使うことができる高級なものを使いますが、ご家庭で一回だけ使うなら安価なものでもよいです。 糊刷毛:小林刷毛製造所のホームページ http://www.kobayashihake.jp/hyougu.html 糊刷毛:参考販売サイト https://x.gd/OvafQ 《のりを入れておくトレー》 建具職人おすすめのトレー ダイソーシューズトレー https://x.gd/5SRbA ●紙を貼る 貼るときは、最初からサイズをピッタリに切らないこと。大きめのロールの状態で貼り付け、均等にまっすぐ張っていきます。しっかりと枠に押さえつけながら、貼る位置を安定させるのがコツです。障子紙にロールの巻き癖がついていると貼った後浮いてくることも。その際は手のひらで押し付けてくっつけます。 《障子紙》 破れにくく、水に濡れても強い!障子紙の約5倍の破裂強度 タフトップ https://www.warlon.co.jp/products/%e7%84%a1%e5%9c%b0-10/ ■仕上げとカットのコツ 貼り終えたら、障子の枠に沿って紙をカットしていきます。 ・爪で軽く筋をつけることで、カッターを入れるラインが見やすくなります。 ・爪でなぞった部分の四隅に鉛筆で定規を当てるための印をつけます。 ・カッターは切れ味の良い新しい刃を使用。角度は「寝かせて切る」ことがポイント。刃を立てると切り口がボソボソになってしまいます。 《カッター》 オルファカッター https://www.olfa.co.jp/products/productcategory/2 《定規》 アクリル板(透明) 厚さ5mm×幅100mm×長さ1000mm 参考販売サイト https://x.gd/tctEY 定規は障子のサイズに合わせたものを準備できればベストですが、ご家庭で使う場合は一回で切らずに何度かに分けて切れる長さの定規を準備していただければと思います。 ■仕上がりの確認と注意点 よく他の動画などで「霧吹きでシワを取る」という方法も見かけますが、今回の佐藤さんは「基本的に霧吹きは使わない」とのこと。理由は、紙が収縮して枠が曲がってしまう可能性があるからです。 万が一、貼っている段階で大きなシワができてしまった場合は、潔く貼り直すのがプロの判断。 ■乾燥と取り付けについて 紙を貼ったあとは、「必ず一晩しっかり乾燥させてから」取り付けましょう。乾燥することで紙が収縮し、細い部分が引っ張られて枠が歪むことを防ぎます。 ■障子は毎年張り替える必要があるの? 昔は年末の大掃除で張り替えるのが習慣でしたが、現在では破れにくい紙も増えているため、「破れなければ毎年張り替える必要はありません」。4〜5年に1回程度で十分です。 ■若い世代にもおすすめしたい「障子」 和室離れが進む一方で、障子の持つ柔らかい雰囲気に魅力を感じる若い世代も増えています。張り替えのハードルを感じるかもしれませんが、基本さえ押さえれば誰でもきれいに仕上げることが可能です。 ■まとめ 障子紙の張り替えは、正しい道具と手順を知ることで、初心者でもしっかり仕上げられます。道具選びから仕上げのコツまで、ぜひこの動画を参考に、自宅の障子をリフレッシュしてみてください。 ■最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします!