2025.08.05
【保存版】職人のスコヤの使い方5選
建具職人にスコヤの使い方を5つ教えてもらいました。
2025.08.05
職人にノコギリの使い方を教えてもらいました!
建具職人にノコギリの使い方を教えてもらいました。
2025.08.05
建具職人の使う刷毛の値段が意外すぎてびっくりしました!
障子紙を貼るときに使う特別な刷毛について説明しています。
2025.08.04
【障子貼り】プロ職人が刷毛の選び方を解説します!
視聴者の方から 「障子を貼るとき、100均の刷毛でも大丈夫ですか?」 という質問が届きました。その質問に建具職人・佐藤さんが回答します。 →工夫すれば使えます! ただし、そのままだと塗りにくいため、少し手を加える必要があります。 ■本来の障子用刷毛とは? ・ 建具職人や障子屋が使う「専用刷毛」は約7,000円。 ・ 弾力のある毛質で、塗るというより「置く」ように糊をつけられる。 ・ 毛が短くて硬め。塗りやすく、しっかりした仕上がりになる。 ■ 一般家庭では? ・ 専用刷毛は高価なので、普通の家庭ではなかなか手が出ません。 ・ そこで代用できるのが 100均の刷毛(天井塗装用など)。 ■ 100均刷毛を使いやすくする「改造方法」 工夫①:毛をカットする ・ 元の刷毛は毛が長くて柔らかいため、糊がうまく塗れない。 ・ 毛を半分くらいの長さ(約2cm)にカットすると、弾力が出て専用刷毛に近づく。 ・ 切るのに勇気がいるかもしれませんが、使いやすさが全然違います! 工夫②:毛先をそろえる ・ 切りっぱなしだと毛先が不揃いになり、糊がはみ出る原因に。 ・ なるべく平らに均一にカットしましょう。 ・ デコボコせず、刷毛が水平になるよう意識。 ■ 選ぶときのポイント【3つ】 ポイント 内容 ①幅 15cm程度の広めの刷毛が使いやすい。糊を効率よく置ける。 ②毛の長さ 切った後に約2cm程度残すとベスト。弾力が出る。 ③切り方 毛先が平らに均一になるようカットすること。 ■ 結論 専用刷毛を買わなくても、100均の刷毛でOK! 少し工夫すれば、家庭でもきれいに障子貼りができます。 ■最後に 興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
【和風建築の基本】障子で使う木材が日本全国で違う納得の理由
■地域ごとに違う木材選び 障子の木材は、建物の柱や建具との調和を大切にして選ばれています。地域によって入手しやすい材が違うため、障子に使う木材も自然と変わってきます。 ・ 【東北地方(秋田・青森)】 秋田杉:白身と赤身が混ざる柔らかい質感 青森ヒバ:黄色みがあり、やや硬くて丈夫で美しい・【中部地方】 「桧(ひのき)」を使うことが多い・ 【お寺や格式ある建物】 「欅(けやき)」の柱に合わせて、障子も欅材でつくられる ■天然木と植林材の違い ・ 天然の杉はすでに伐採禁止 → 非常に高価で、特別に保管されている材しか入手不可。・ 現在は戦前・頭に植えられた杉が使われている。 ・ 天然杉は目が細かく、艶があり、ほんのりピンクがかる最高級の材。 ■耐久性とメンテナンス ・ 杉の障子は、雨にあたらなければ50~60年は使用可能です。・塗装すると塗膜が先に劣化してしまうため、無塗装または自然塗装が主流。・以前は「柿渋塗り」などもありましたが、日光や経年で割れや色むらが起こりやすいため、現在ではほぼ行われていません。 ■部品や構造の工夫 ・ 長年使うと、障子の骨が折れることがある。・ 部分修理が可能で、新材を入れると一時的に色差が出るが、使い込むほど周囲と馴染んでいく。・ プラスチックを使わない木製障子は、修理しながら世代を超えて使えるのが大きな魅力です。 ■まとめ ・ 障子の木材は「その土地の柱や建具に合わせて」選ばれる。・秋田杉、青森ヒバ、桧、欅など、地域ごとに特徴的な材が使われています。・ 天然杉は希少で高価です。 現在は植林材が中心です。・ 無塗装で使い、折れや劣化は修理して受け継ぐのが和風建築の知恵。 ■最後に 興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comで自分にぴったりの障子を探してみてね!
2025.08.04
いい障子を作るなら材料選びに時間がかかるのが当たり前なんです【全国発送の障子.com】
皆さん、障子ってただの仕切りだと思っていませんか?でも、実は使う木材一つで見た目も耐久性も大きく変わります。この動画では、職人がこだわる木の選択から、長く愛される障子ができる理由までお話します。 ■ホームセンターの木材は障子に使える? 結論からいうと、難しいです。うちの木材は、曲がった状態で加工されていることが多く、長い障子を作るときにすぐにそれができることができません。特に2mを超える障子の場合、材料に少しでも曲がりがあるとすぐに使えなくなります。 ■木材選びの3つのポイント 木を選ぶ際には、大きく分けて「色」「重さ」「木目」の3つを重視します。 【1.色】 杉材には「赤身」と「白身」があります。障子に使うのは主に赤身ですが、色が濃すぎる赤身は乾燥すると割れやすく、長尺の材料には向きません。淡い赤身のほうが扱いやすく、美しい障子に仕上がります。 【2.重さ】 長さ4mの木材を手に入れると誰でも重く感じますが、実際には同じサイズでも重さが違うものがあります。 軽い木はしっかり乾燥していて水分が抜けているため、曲がりにくい障子に適しています。 【3.木目】 まっすぐで細かい木目を持つ木は、反りや曲がりが少なく、長い障子でも形を保ってくれます。特に、外側の白身部分を切り落とし、赤肌木目がまっすぐ通った部分を選んで使います。 ■いい木でも使える部分はわずか 幅の広い板を見ても、実際に障子の「かまち」として使える部分はほんのわずかです。節を避けたり、白身を外したりして切り出すと、一本の木から取れる材料はほんの少し。長い障子に使える木となると、さらに限られてしまいます。 ■曲がった木はどうなる? ただし、元々曲がっている木はどうしても反り出しやすく、2mを超える障害子には不向きです。最初からまっすぐな木こそが、良い障害子を支える条件なのです。 ■現代の家と障子の長さ 最近の住宅は天井が高く、2mを超える障子の注文が増えています。そのため職人はますます慎重に材料を選び、お客様に喜んでいただける障子を仕立てているのです。 ■まとめ ・ ホームセンターの木材では長い障子は難しい・ 色・重さ・木目の3つが材料選びの基準・ 堅板からでも使える部分はごくわずか・ 2mを超える障子には、特にまっすぐな良材が目安 障子作りの真髄は、実は「見えないところでの材料選び」にあります。一本の木と向き合い、最適な部分を見極めることで、美しく見せる障子が完成するのです。 ■最後に 「斉藤勇治建具店」で作る障子はすべて職人が1本1本こだわって選んだ木材を使って丁寧な障子作りを信条としています。興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comで自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
【刃物を研ぐ】プロの職人がカンナとノミの調整方法を教えます!
建具職人・佐藤さんに、カンナで木材を削る様子を見せてもらいました。しかし削り始めると「なんだか切れ味が悪いですね」との一言。そこで「では、研いでみましょう」と急遽、刃物研ぎの実演をしていただくことになりました。 ■砥石の種類と使い分け 佐藤さんが使うのは2種類の砥石。①中仕上げ用の砥石 … 切れ味を回復させるために使う②最終仕上げ用の砥石 … 表面を磨き上げ、切れ味をさらに良くするまずは中仕上げ用の砥石から。しっかりと水に浸し、水分を含んでから研ぎ始めます。 ■研ぎの基本ポイント 研ぎ方には重要な注意点があります。・角度を守ること片刃の場合は「向こう」は削らず、斜めになっている表側だけを研ぐ。 ・均等に力を入れることひたすら力が偏ると、刃も偏って削れてしまう。 砥石に平らにあてはめ、角度を調整しながら研ぎ続ける。 ・当たり具合を確認すること指で刃先を軽く触り、かなりを感じれば研ぎが進んでいる証拠。 逆につるっと滑る場合は丸くなって切れ味が落ちているサイン。 ■仕上げ研ぎと「返し」取り 中仕上げで研いだ後は、最終仕上げの砥石で刃を磨きます。表面がピカピカに光り出し、良い仕上がりです。ただし片刃の場合は、研ぐと向こうに「返し(バリ)」が出ます。これを軽く平らに置いて削り取り、刃を整えることが重要です。 ■ノミの研ぎ方 続いてノミの研ぎ。力の入れ方は「左手でしっかり固定し、押す力をかける」「右は角度を調整するだけ」。最後に取り返したら、驚くほど切れる状態になります。 ■研ぎの注意点まとめ 最後に佐藤さんから、研ぎの大事なポイントを整理していただきました。 ①砥石は必ず平らなものを使うこと波打った砥石では、とにかく丁寧に研いでも刃はきれいに仕上がりません。 ②片刃は裏を研がないこと研ぐのは斜めの表側だけ。裏はお返し程度に留める。 ③角度を一定に定めること角度が狂うと偏って削られてしまう。 均等に刃先が当たるよう調整すること。 この3つを守れば、家庭で包丁を研ぐ時にも応用できることです。 ■まとめ カンナやノミは、正しい方法で研げば驚くほど切れ味が蘇ります。研ぎの基本は「砥石の平面」「角度」「力加減」の3つ。刃の切れ味が落ちたと感じたら、ぜひ今日のポイントを参考にチャレンジしてみてください。 ■最後に 職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
障子ができるまで フルver【建具店の工場見学】
今回は斉藤勇治建具店で障子が出来るまでの全工程を動画にまとめました。今日は一時トーク無し。引き続き職人の仕事を映像に収めたマニアックな動画になります(笑)どのようにして1枚の障子が完了するのか、その一部の終焉をぜひご覧下さい! 【0:00〜】木材の選択別 木目の入り方・乾燥具合・味の選択肢を分けます。 【0:25〜】素材の長さをカット パネルソーを使って仕上がり長さのためにシロを付けて切断します。 【0:56〜】素材の幅・厚さをカット リップソーを使って仕上がりの幅・厚さをつけて切断します。 【2:40〜】材料の平面・直角を出す 手押しカンナを使用して基準となる平面と直角な面を削り出していきます。 【3:23〜】材料の平行を出して厚さを決定 自動カンナを使用して平行で厚さの揃った素材に仕上げます。 【4:30〜】墨付け 障子を組む際のホゾ穴の位置や長さをけがいていきます。 【5:44〜】ホゾ加工 「ホゾ継ぎ」のための突起部分(ホゾ)を作ります。 【7:18〜】ホゾ穴加工 「ホゾ継ぎ」のための差し込み穴部分(ホゾ穴)を作ります。 【9:30〜】ホゾ継ぎの外れ防止加工 ホゾは穴に刺しているだけなので、ねじれに強くするための段差(コネ)を作ります。 【10:44〜】ホゾの面取り ホゾよりホゾ穴のほうが小さいので面をとってホゾ穴に入ります。 【11:17〜】水つけ 水をつけて仕上げる前に材料の木目を眺めます。季節によって30感覚数時間乾かします。 【11:35〜】鏡面仕上げ 超仕上げカンナで約0.1mm削り、木材の表面を鏡面仕上げします。 【12:07〜】鴨居と敷居溝に入る部分の加工 テーブルソーを使い段付け加工していきます。 【12:37〜】紙じゃくりの加工 障子紙を貼る時にのりを付けて約0.1mmの段差「紙じゃくり」を削り出します。 【13:17〜】面取り加工 材料の角面をカンナで削ることで角面の保護・装飾・安全性を高めます。 【13:48〜】組み立て 完成した材料をホゾ継ぎで組んでいきます。接合部にボンドを塗り、次にも同時に行います。 【18:47〜】最終の寸法決め 余裕のある部分をカットして鴨居敷に入る部分を作ります。 【19:47〜】障子紙貼り のり付け・貼り付け・障子紙のカットを行います。 【21:53〜】完成 「障子戸吹き寄せ型」の完成です。 ■最後に職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
雪見・猫間障子の外し方・取り付け方・紙の張り替え・トラブルの対応方法を詳しく徹底解説します!
雪見障子や猫間障子は、普通の障子とは構造が少し違い、外し方や紙の張り替え方にもコツがあります。この記事では、・ 障子の外し方・紙の剥がし方と乾燥のポイント・新しい紙の貼り方・取り付けの方法・よくあるトラブルの対応この5つを順に解説していきます。 ①雪見障子の外し方 雪見障子は左右に溝があり、片側の溝が深いのが特徴です。深い溝の方にバネが入っているため、そこをグッと押し込み、障子を手前に意識して簡単に外せます。深い溝 … 約5mm浅い溝 … 約2mm3mmほどの差があるので見分けはつきやすいでしょう。ただし、障子の歪みなどで押し込んでも抜けない場合もあります。その場合は位置を少しずらして、「抜けやすいポイント」を探すのがおすすめです。バネを逆に入れてしまった場合は万が一抜けてしまいます。その際は薄い状態の板の道具を差し込み、バネを浮かせて外す方法で対応可能です。 ②紙の剥がし方 紙を張り替えるときは、まず古い紙を剥がします。1.布に水を含ませ、ペーストの部分に軽く塗る2. 2~3分ほど待つと、糊がふやけて紙が簡単になる3. きれいに剥がした後はしっかり乾燥させる乾燥させずに紙を貼ると、湿気で紙が波打ったり、ペーストが付きやすくなるので要注意です。 日向よりも風通しの良い日陰で30分以上干すと安心です。 ③新しい紙の貼り方 準備が整い新しい障子紙を貼ります。・ペーストは市販のチューブタイプで十分。・そのまま使わず、刷毛で均一に伸ばしてから貼るのがコツ。雪見障子には「紙押さえ(紙押え溝)」がないため、切る位置がわかりにくいですが、縁から2mmほど内側でカットするときれいに仕上がります。 ④ 取り付け方法 取り付けの際は、必ず深い溝の方にバネを入れます。バネを先に押し込みながら、もう一方をはめ込めば簡単に取り付け完了です。 ⑤トラブル対応 ・ 外れない場合→バネが逆に入っている可能性大。薄い板を差し込みながら外。・ 紙がうまく貼れない → 下地が乾いていないと失敗しやすい。必ず完全に乾燥させます。・歪みで入らない→障子の位置を少しずらしてみると入れやすい。 ■まとめ 雪見障子や猫間障子は、外し方・取り付け方にちょっとしたコツがあるだけで、誰でも簡単にメンテナンスできます。特に「溝の深い方にバネを入れる」という基本を覚えていれば安心です。ぜひこの記事を参考に、紙の張り替えや調整にチャレンジしてみてください。 ■最後に職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
【プロの技】障子職人が教える障子はがし完全実践版!
障子の張りを替える際に最初のステップとなる「古い障子紙のはがし方」。実はこの作業の丁寧さが、新しい障子紙を美しく貼るための大切なポイントになります。今回はプロの職人が実際に行っている「障子紙のはがし方」を、わかりやすくご紹介します。 ■用意するもの ・水を入れた容器(バケツなどでもOK)・ 布切れ(吸水しやすいもの)・サンドペーパー(240番程度)・ ダンボール(床の養生用)布に水を含ませて骨の部分に塗っていくやり方が、一番効率的で無駄がありません。 ■水のつけ方と注意点 ・ 障子全体にシャワーのように水をかける方法もありますが、乾燥に時間がかかってしまいます。・ 職人おすすめは「布切れで骨の部分だけを濡らす」方法です。・スプレーで吹きかける方法もありますが、水が周囲に飛び散りやすく、壁を濡らすリスクもあるため非推奨です。 →ポイントは「余分な部分は濡らさず、骨の部分にだけ水を行き渡せる」ことです。 ■はがしのタイミング 全体に水を塗ったら、5分ほど置き紙に水分をなじませます。その後、ゆっくりと少しずつ剥がしていきます。・急いで一気に剥がせると紙が破ける原因に。・ 部分ごとに少しずつ進んできれいに剥がせます。 ■紙の残りやささくれ対策 ・ 剥がしたあとに残った紙は、ヘラを使わず「柔らかい毛先のブラシ」でしっかりのが安全です。・ 乾燥させた後にサンドペーパー(240番)で軽く整えるとベスト。・ このとき、向かわせず「一方向にかける」のがコツ。→ やりすぎると骨を傷めるので「軽い」が鉄則です。 ■乾燥の仕方 ・ 夏の日差しのいつかなら、日の風通しの良い場所で30分ほど乾燥。・ 太陽光に直接当たると木が傷むので注意。・ シャワーで全体を濡らすと乾燥に時間がかかるため、部分的に濡らす方法が効率的です。 ■まとめ ・ 水は「布切れ」で骨部分だけ塗る・ 5分ほど置いてから、ゆっくりと剥がす・ 紙の残りはブラシで、ささくれは乾燥後にペーパーで処理・乾燥は日陰で風通しの良い場所を選ぶこれで新しい障子紙を貼る準備が整います! ■最後に職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
プロ職人がダイソーの障子紙で障子を補修した結果が凄かったです!
障子にうっかり穴があった…そんなときの応急処置に備えたのが、100円ショップで売っている補修シールや障子紙。今回は、実際に職人さんに「ダイソーの障子紙」を使って補修してもらい、その仕上がりを検証してみました! ■まずは補修シールで応急処置 ダイズで購入した障子補修用のシールを使って、穴をふさいでみました。・ 裏面がシールになっているので貼るだけで簡単・ ただし、光に遭遇するとどうしても透けて穴の跡がわかってしまう・ 1か所だけ貼ると見た目が不自然。 貼るなら複数か所に貼ったほうが目立ちにくい▶ 応急処置としては便利ですが、結果の自然さは劣悪でした。 ■部分的な貼り替えに挑戦 次に、ダイソーの障子紙を使って「部分的な貼り替え」を実践します。 ①穴の部分を切り取る 大胆な箇所をカッターでカットします。内側に刃を入れて古い紙が残らず、仕上がりがきれいになります。 ②寸法を測る 骨の外側から外側までの寸法を測り、その寸法に合わせて新しい紙をカットします。今回の例では「横210mm × 縦195mm」で切り出しました。 ③のりを使って貼り付ける ・ 専用の障子用のりを使う(学校用のりやヤマトペーストでも代用可)・障子紙は「ザラザラした面が表」になるようにセット・最初の位置を決めたら、引っ張りながら少しずつ貼ります・貼った直後はシワがあっても、乾くと紙が伸びてピンと張る▶両面テープでも貼れるが、伸び縮みしないためおすすめできないとのこと。 ■仕上がりは? 正面から見た印象は、かなり自然で違和感なし。ただし、職人の意見としては——・応急処置としては十分・しかし、やはり「全体を貼り替えたほうが断然きれい」とのことでした。 ■まとめ ・補修シール → すぐに穴をふさげるが透け感がある・部分貼り替え → 仕上がりはかなりだが手間はかかる・おすすめは全面貼り替え → 時間はかかるが見た目は最も美しい今後の対応には100均アイテムが便利ですが、時間があればやはり全面貼り替えをするのがベストです。 ■最後に また、職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!
2025.08.04
【保存版】建具職人のスコヤの使い方5選
建具や木工をするときに欠かせないのが「スコヤ」です。スコヤは直角を正確に出すための道具ですが、実際にはそれ以上の用途があります。今回は、現役の建築職人が実際の現場で使っている便利な活用法を5つご紹介します。 ①正確に穴位置を書き記す 例えば2枚の材料を組み合わせてビスで固定するとき、思考から均等な位置にビスを打ちたいシーンがあります。普通の差し金を使うと、左右から測って印をつけるのが意外と面倒でかなりも出やすいです。しかしスコヤには目盛りが刻まれているため、緊張の半分をすぐに切れます。▶これにより、左右対称かつ正確なビス位置を簡単に決めることができます。 ②材料の直角を確認する 木材を組み立てたとき、きちんと直角が出てくるのを確認するのにもスコヤが活躍します。角に受けるだけで、直角が正しく出るかをすぐに判断できます。建具づくりの精度を高める重要なチェックポイントです。 ③口切りの直角を測る 木材を組み立てたとき、きちんと直角が出てくるのを確認するのにもスコヤが活躍します。角に受けるだけで、直角が正しく出るかをすぐに判断できます。建具づくりの精度を高める重要なチェックポイントです。 ④直角の線を示す 材料に印をつける際、差し金で点を大事な線を考慮する方法では、わずかなズレが積み重なり精度が落ちてしまいます。スコヤを使えば、材料の端から一気に直角の線を抜くことができ、長さがある場合でも正確な直線を保証します。▶特に建具や家具づくりでは必須のテクニックです。 ⑤複数の素材を揃える バラバラの木材を一気に端を揃えたいときもスコヤは便利です。材料の下端にスコヤをとりあえずだけで、まとめてきれいに直角を揃えることができます。斜めに合わせてしまうと精度が落ちてしまうので、必ずスコヤを基準にするのがコツです。 ■スコヤが正しいかどうかを確認する方法 いくら便利でも、スコヤ自体が正確と言う意味がありません。簡単に確認する方法がございます。1. スコヤを使って材料に直線を引く 2. その材料を裏返し、反対側から同じように線を認識3. 2本の線がずれていても、スコヤは正確な直角を保っていますズレがある場合は、精度が落ちている証拠があれば。 摩耗や変形があるため、買い替えを検討したほうが良いでしょう。 ■まとめ 今回紹介した5つの使い方は、建具づくり木工に欠かせない基本やテクニックです。・ビス位置の正確な割り出し・素材の直角確認・切り口の直角測定・精度の高い直角線引き・複数の材料の端揃えスコヤは「ただの直角定規」ではなく、木工の精度と効率を高める万能ツールです。長く使ううちに精度が落ちることもありますので、購入の際は信頼できるメーカーのものを選ぶのがおすすめです。 ■最後に 職人のこだわりが詰まった障子.comの障子に興味を持っていただけた方は、ぜひサイトでご自分にぴったりの障子を探してみてくださいね!