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YouTubeを通じて、障子の魅力や障子にまつわる豆知識を発信しています。障子.comで販売している製品のこだわりや、障子のお手入れに関する知識をはじめ、職人さん達へのインタビューなど、様々な情報をお届けいたします。

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記事一覧

2025.08.01

【保存版】障子を一番綺麗に剥ぎ取る方法を教えます!【障子張り替え】

視聴者の方から 「古い障子を剥がすとき、のり紙残りや色々が大変で、カッターなどで削ると木の部分まで傷ついてしまいます。何かうまい方法はありませんか?」 という質問が届きました。その質問に建具職人・佐藤さんがお答えします。 ■ポイント①:濡らし方 障子をきれいに剥がすには、大きく2つのポイントがあります。 1.濡らし方2.道具の使い方 まず、濡らす際に使う道具ですが、 たっぷりの水水をよく吸う清潔な布 をご用意しております。 作業の際には、下に段ボールなどを敷いて床が濡れず安心です。邪魔をせず、子紙をびちゃびちゃになるくらいたっぷり濡らすのがコツです。 特に、障子の骨の部分(のがついている部分)には、重点的に水を含ませるようにしてください。 ■ポイント②:時間とタイミング 水をたっぷりかけたら、5分ほど置いてから剥がすと、きれいに取れるようになります。 実際やってみると、「斉藤勇治建具店」で採用している強い障子紙(タフトップ)を使っていれば、慎重にかなりに売れます。 ■100均の障子紙との比較 次に、100円ショップの安い障子紙で試してみたところ、濡らさずに慎重で、きれいに剥がすのはかなり難しいという結果になりました。 一時て弱いため、力を入れなくてもすぐに穴が開いてしまいます。このような紙では、剥がす作業にかなり苦労することになります。 ■水のかけ方について 全体に霧吹きで水をかける方法もありますが、のりの部分だけしっかり入っているほうが効率的で失敗も少ないです。 タフトップのように丈夫な紙なら全体に濡らしても問題ありませんが、薄い紙だと破滅してしまいます。 ■道具の工夫:カッターではなくサンドペーパー 紙を剥がした後、どうしても残る古い紙やのりに、カッターで削るのは木を買う原因になります。 そこでおすすめするのが、 角材にサンドペーパー(#240)を巻き付けた自作道具です。 障子をしっかり乾燥させた後、この道具で平らにこすることで、カッターよりも安全かつきれいに残りカスを除去できます。 ■ポイント③:乾燥が重要 剥がした後は、しっかり乾燥させることが重要です。濡れたまま新しい紙を貼ると、のりが止まらず、きれいに終わりません。 最低でも丸1日は乾燥させてから、次の作業に集中しましょう。 ■まとめ きれいに障子紙を剥がす手順: 1.布でたっぷりの水分の続く部分に付ける2.5分程度待つ3.障子紙をゆっくり剥がす4.濡れた障子本体を1日乾燥させる5.サンドペーパーツールで残り紙暫定 ■最後に タフトップのように丈夫な障子紙を使うと、剥がすのも貼るのも簡単で仕上がりもきれいになります。100均の紙は安いですが、しばらく手早く、扱いが難しいので注意が必要です。 「斉藤勇治建具店」で製作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 「斉藤勇治建具店」で制作する障子は全て「タフトップ」を採用しています! 興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comで自分にぴったりの障子を探してみてね!

#リノベーション #障子張り替え

2025.02.04

【建具 かんな】現役建具職人が障子づくり用の鉋について全部話します!

障子や木工製品の仕上げに欠かせない「カンナ」。今回は、建具職人・佐藤さんに、カンナの種類や使い分け、調整の仕方、さらには実際の削り方まで詳しく解説していただきました。 ■そもそも「カンナ」とは? カンナ(鉋)とは、木材の表面を削って滑らかに整えるための道具。大工さんは粗削りから仕上げまで幅広く使いますが、建具職人の世界では主に「仕上げ」や「微調整」に使用されます。 例えば、障子の部品同士の組み立て後の微妙な段差を整えたり、見た目を美しくするために使われるのがカンナです。 ■主なカンナの種類と使い分け 佐藤さんが普段使っているのは、主に以下の3種類のカンナです。 ①平鉋(ひらがんな) ・表面全体を平らに削るための基本のカンナ ・角を少し丸めたり、面取りをしたりするのにも使用 ・大・中・小サイズあり、用途に応じて使い分け 【平鉋(ひらかんな) 替え刃式鉋・替え刃】http://shop-kawai.g.dgdg.jp/kaebakanna_hanbai.html ②際鉋(きわがんな) ・刃が端までついていて、角や細かい部分の削りに最適 ・「右勝手」と「左勝手」があり、削る方向によって使い分け ・障子の「ほぞ」部分など、通常のカンナでは届かない場所にも対応 【際鉋(きわかんな)】http://www.iwood.jp/iwood/image/2012-d/18.jpg ③紙貼鉋(かみはりがんな) ・障子紙を貼る部分(紙じゃくり)専用のカンナ ・紙一枚分だけ削れるように、刃の幅も非常に狭い障子専用のカンナ ・2回ほど軽くかければ、紙の厚みにぴったり合う 【紙貼鉋(かみはりかんな)】https://store.shopping.yahoo.co.jp/jindaikohonpo/kakusyu-kanna-069.html?sc_i=shopping-pc-web-result-storesch-rsltlst-imghttps://store.shopping.yahoo.co.jp/jindaikohonpo/kakusyu-kanna-069.html?sc_i=shopping-pc-web-result-storesch-rsltlst-img ■カンナの構造と調整方法 どのカンナも基本的な構造は共通で、「刃(神刃)」と「裏金(押さえ刃)」の2枚構成です。 鉋身(かんなみ): 実際に木材を削る主刃 裏金: 鉋身をしっかり押さえる補助刃 調整は刃の出具合で行い、叩きながら微調整していきます。刃を出しすぎると厚く削れ、引っ込めると薄くなります。 近年では、刃を取り替えられる交換式のカンナも登場し、一般の方でも手軽に使えるようになりました。切れ味も良く、手入れが苦手な方にもおすすめです。 ■実演!職人のカンナ削り 佐藤さんに、実際にカンナで木材を削る様子を見せていただきました。 ①平鉋(ひらがんな)の削り方 ・面をなだらかに整える用途に使用 ・少し斜めに当てて引いていくのがコツ ・力加減を一定に保つことで美しく削れる ②際鉋(きわがんな)の削り方 ・刃が端まであるので、隅まできれいに削れる ・障子の角や細部、ホゾの面取りなどに使用 ③紙貼鉋(かみはりがんな)の削り方 ・障子紙の貼り部分(紙じゃくり)削る。2回削ると紙1枚分の深さになるように調整されている。   ※障子は、紙じゃくりに障子紙を貼ると障子本体と紙の表面が平らになる作りになっている ・他のカンナでは不可能な繊細な加工が可能。 ■ まとめ:カンナは職人の“手の延長” カンナは、見た目以上に繊細で調整が難しい道具です。しかし、その分、職人の技術がダイレクトに表れる道具でもあります。 障子を一枚仕上げるだけでも、こうした多彩な道具と技術が使われていることを知ると、ものづくりへの敬意が生まれますね。 ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします!また、興味を持っていただけた方は、ぜひ障子.comのサイトをご覧ください。

#メンテナンス #張り替え #職人

2025.02.04

【検証】プロ用と100均の障子紙を比較した結果が意外なことに・・・【障子張り替え】

齋藤勇治建具店で使用されている高品質な障子紙「タフトップ」。その“強さ”は本物なのか…? 今回は、なんと100円ショップで購入した障子紙と徹底比較!「強度」「引き裂き」「引っ張り」「耐水性」の4項目で、プロ用と100均商品の実力を検証してみました。 ■  第1番勝負:突き刺しテスト 実験方法: それぞれの障子紙に30cmの高さから鉛筆を落とし、穴が開くかを確認。 ◆100均の障子紙: 一発で穴が開く ◆タフトップ: 弾力で鉛筆を弾き返し、穴はまったく開かない さらに強度を確かめるため、鉄製のインパクトドライバービット(かなり重い)でも同様のテストを実施。◆100均: 完全に突き刺さって貫通◆タフトップ: 少し凹んだ程度で、穴は開かず ▶ タフトップの圧勝! ■  第2番勝負:引き裂きテスト 今度は、それぞれの紙を手で引き裂いてみるテスト。◆タフトップ: 力を込めてもなかなか破けない◆100均: 簡単にビリビリっと裂ける  ▶ またしてもタフトップの勝利! ■  第3番勝負:引っ張りテスト  2人がかりで、障子紙の両端を持って引っ張り合うテスト。◆100均: 手元からすぐに破けてしまい、力を入れられない◆タフトップ: 全力で引っ張っても破けず、耐久性抜群! ▶ タフトップ、3連勝! ■  第4番勝負:水攻めテスト 霧吹きで障子紙に水を3回吹きかけ、その状態で指で突いて穴が開くかを確認。◆100均: 指で簡単に穴が開き、ほとんど力はいらない。子どもでも簡単に破れそうなレベル◆タフトップ: 指で押しても全く破れず、濡れても形を保ったまま  ▶ 最後もタフトップの圧勝!   ■ 結論:本当に強いのはタフトップだった! 最初は疑ってかかっていた検証者も、実験の結果には納得。タフトップは、引っ張り・衝撃・水にも強く、日常使いでも安心して使える障子紙であることが証明されました。  「障子の貼り替えって面倒くさい」と感じている方も、丈夫な障子紙を選べば破れる頻度が減り、手間もグッと減ります! ■ 最後に この動画が参考になった方は、ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」をお願いします! 障子紙の選び方一つで、和室の快適さが大きく変わります。ぜひ、貼り替えの際には“強い紙”を選んでみてください。

#リノベーション #和モダン

2025.02.04

障子の構造とは?縦框・横框など各部位の名称と伝統の工夫を解説

■ はじめに:障子.comの想いと本記事の概要 障子.comでは、世界に誇る日本文化である建具職人の技と心を守り伝え継ぎ、和の心と調和を大切にしながら心安らぐひとときを創出することを目指しています。障子や和室の建具に関する様々な情報を、プロの建具職人の視点から分かりやすく発信しています。 こちらでは「障子の構造」に焦点を当て、関連する解説動画と補足記事をお届けします。まずは動画「【保存版】障子紙の基本の張り替え方|初心者でも安心の道具と準備を詳しく解説!」で、障子の構造や各部位の名称について当社の会長(熟練の建具職人)が解説しています。その中で、「縦框(たてがまち)」「横框(よこがまち)」「戸首(とくび)」といった普段なかなか聞くことのない専門用語も丁寧に説明いたしました。障子に少しでも関心のある方や、初心者の方にも安心して理解いただける内容になっています。 動画をご覧いただいた後、本記事では動画内で紹介しきれなかったポイントや、よくある質問についてさらに詳しく解説します。「障子の構造ってどうなっているの?」「部材の名前や役割を知りたい」という疑問に職人の視点でお答えしていきます。ぜひ最後までお読みいただき、ご自身の和室づくりや障子の張り替え・リフォームの参考にしてみてください。 ■ 障子の基本構造と各部位の名称 まず、障子の基本的な構造について押さえておきましょう。障子は木製の枠組みと、その中に組み込まれた格子状の骨組みから成る建具です。大まかに分けると、外周の枠を形作る「框(かまち)」と内部を格子状に支える「組子(くみこ)」という部材に分類できます。 • 縦框(たてがまち) – 障子の左右の端に位置する縦方向の枠材です。建具全体の強度を支える重要な柱部分にあたります。一般に「竪桟(たてざん)」とも呼ばれ、これら縦框が左右の辺となって障子の外枠を形成します。 • 横框(よこがまち) – 障子の上下端に位置する横方向の枠材で、上桟(うわざん)・下桟(したざん)とも呼ばれます。上桟は障子最上部の横木、下桟は最下部の横木で、下桟の方が強度確保のため厚みが大きく作られるのが一般的です。障子によっては中央付近に中桟(なかざん)と呼ばれる横木を一本設ける場合もあります(中桟のないシンプルな障子も多く存在します)。 • 障子骨(しょうじぼね)=組子(くみこ) – 障子の枠内部に縦横方向に組み込まれた細い桟のことを指します。一般には組子と呼ばれ、障子の特徴的な格子模様を形成する部分です。それぞれ縦方向の組子を縦子(たてこ)、横方向の組子を横子(よここ)とも呼びます。組子の本数や配置によって障子のデザインや印象が大きく変わります。 以上のように、障子は縦框・横框からなる枠と、その中に細かな組子を組み込んだ構造になっています。枠の四隅や組子同士は精巧な仕口(しくち)で組み上げられ、紙を貼った際にしっかりとした一枚の建具となるよう設計されています。 なお、障子の上枠(上桟)の両端には「戸首(とくび)」と呼ばれるL字型の突起部が設けられている場合があります。戸首は障子を上部の鴨居(かもい:天井側の溝)にはめ込むための部分で、引き戸を正しい向きで鴨居に収めることで建具をしっかり立たせ、スムーズに開閉させる役割を果たします。戸首のおかげで、障子を立てたときにがたつきにくく安定し、開け閉めの際にも建具が外れたりしません。専門用語ですが、伝統的な障子の構造を語る上で欠かせない要素です。 ■ 引手(ひきて):障子の取っ手と素材 障子を開け閉めするための取っ手部分は「引手(ひきて)」と呼ばれます。障子紙を貼った面に丸い穴のあいた金物や木製パーツが埋め込まれているのを見たことがあるでしょう。それが引手です。 引手は指を掛けて障子をスライドさせるための部品で、形状や素材も様々な種類があります。一般的な障子では真鍮など金属製の引手や、木製の引手が使われることが多いですが、和の風合いを活かすために竹など自然素材で作られた引手も用いられます。 たとえば今回取り上げた障子では、竹材を使用した「胡麻引手(ごまひきて)」というタイプの引手が採用されていました。胡麻竹という斑点模様のある竹を材料に用いた引手で、素朴で自然な風合いが魅力です。引手ひとつとっても素材の違いで印象が変わり、和室の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさがあります。 なお、引手は後付けで交換することも可能なパーツです。経年劣化やデザイン変更の際には、新しい引手に付け替えることで障子の表情を手軽に変えることができます。ただし寸法が合うものを選ぶ必要がありますので、不安な場合は専門業者に相談するとよいでしょう。 ■ 障子構造に見る職人の工夫:紙を美しく貼る「段差」の秘密 一見シンプルに見える障子ですが、その構造には職人の細やかな工夫が随所に凝らされています。例えば、障子の縦框や横框を触ってみると、紙を貼る面が他の面よりわずかに内側へ凹んでいることに気づくかもしれません。この微妙な段差こそが、障子紙を美しく貼るための職人技術のひとつです。 障子紙を貼る面が枠とフラット(同一平面)になっていると、紙を貼った際に枠との境目に違和感が生じたり、紙が僅かに浮いて見えたりすることがあります。そこで、あえて紙を貼る部分(框や組子の表面)を少し内側に引っ込めた設計にすることで、紙を貼ったとき枠との段差がなくなり見た目がすっきり美しく仕上がるのです。 「紙じゃくり」あるいは「付け子(つけこ)」と呼ばれるこの紙貼り代のための溝は、縦框および横桟の内側に設けられています。ここに障子紙の端を糊付けして貼り込むことで、紙と框が滑らかにつながり、綺麗な見栄えを実現できます。 要するに、紙の厚み分だけどこかに逃げ(ゆとり)を作るのが伝統建具の基本というわけです。建具職人は木材同士の組み合わせだけでなく、紙を貼った後のことまで考えて細部を設計しています。この段差の工夫により、貼り替え直後のピンと張った障子紙も違和感なく枠になじみ、障子全体が端正な表情に収まります。 ちなみに、この「逃げ」を設ける工夫は建築全般で重要な考え方です。木材が湿気で膨張することや、紙が伸縮することなど経年変化や調整を見越して、あらかじめ余裕を持たせておくことで、長期間にわたり不具合無く美しさを保てるようにしているのです。先人たちの知恵が詰まった障子の構造には、見えない部分にもこうした配慮が行き渡っています。 ■ 障子の種類とデザインバリエーション:カスタマイズも可能 障子の基本構造は前述の通りですが、そのデザインや種類は多岐にわたり、お客様の要望に合わせてカスタマイズすることも可能です。「縦框・横框と組子で構成された格子戸」と一口に言っても、組子の本数や配置、下部パネルの有無、素材の違いなどによって様々なバリエーションが存在します。ここでは代表的な障子の種類やデザイン例をいくつかご紹介しましょう。 • 荒間障子(あらましょうじ) – 組子の間隔を大きくとった障子です。縦横の組子の本数を基本より減らし、格子が粗めになっているのが特徴です。最もシンプルで一般的な障子の形で、使用する材料も少なくて済むため比較的安価に製作できます。「荒組障子」とも呼ばれ、素朴で開放的な印象を与えます。 • 繁障子(しげしょうじ) – 組子の間隔を狭く、細かく入れた障子の総称です。横方向の組子を増やしたものを横繁障子(よこしげしょうじ)、縦方向の組子を増やしたものを縦繁障子(たてしげしょうじ)と呼びます。横繁障子では横桟が多く入ることで水平のラインが強調され、空間に広がりを感じさせます。一方、縦繁障子では垂直のラインが強調され、高さ方向の伸びやかさを演出します。 伝統的に横繁障子は関東地方で、縦繁障子は関西地方で好まれる傾向があるとも言われます。いずれも組子の細やかな美しさが際立ち、上品で凝った印象になります。 • 腰付障子(こしつきしょうじ) – 腰板(こしいた)と呼ばれる板張りの部分を下部に設けた障子です。障子の下半分ほどを板戸や襖貼りにして補強しており、腰の高さまでの範囲で障子紙を使わない構造になっています。下部を板張りにすることで、家具が当たったり人が蹴ってしまったりしても破れないよう強度を高めているのが特徴です。和室の腰壁のような役割も果たし、重厚感が増すためモダンな和洋折衷空間にも取り入れやすいデザインです。 • 雪見障子(ゆきみしょうじ) – 下部にガラス窓をはめ込んだ障子です。腰板部分に透明ガラスの開口があり、さらにその内側に小障子(組子と紙を貼った小さな障子板)が上下にスライドできるよう組み込まれています。障子を閉めたままでもガラス越しに外の景色(雪景色)を楽しめることから「雪見」の名が付きました。下部の小障子を上げ下げすることで換気も可能で、採光と視界確保を両立した風情あるデザインです。 • デザイン障子・変わり組子 – 従来の規則正しい格子模様にとらわれず、現代的な感性でアレンジした障子も登場しています。たとえば吹き寄せ障子のように、2本一組の組子を間隔ごとにリズミカルに配置したものや、組子を斜め格子や麻の葉模様、市松模様など伝統文様に組んだもの、さらには組子の色を黒や白に塗り分けてモダンなインテリアに調和させたものまで様々です。職人にオーダーすれば、お好みのデザインでオリジナルの障子を製作することも可能です。 このように、障子の構造は基本を押さえつつも多彩なデザイン展開が可能です。「組子の本数を増減して和室をモダンに見せたい」「下部にガラスを入れて採光を確保したい」「伝統的な柄でアクセントを付けたい」等、ご要望に合わせて自由にカスタマイズできます。 実際に障子.comでも、お客様のご希望に応じて組子の配置変更や腰付障子への変更、特殊な引手の取り付けなど柔軟に対応しております。世界に一つだけのオリジナル障子を作ることも夢ではありませんので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。 ■ まとめ:障子の構造に宿る知恵と、より良い和空間づくりのために 見た目にはシンプルな障子ですが、その構造には職人の知恵と工夫が隅々まで詰まっていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。縦框・横框といった枠組みから、細やかな組子、引手の素材選び、紙を美しく貼るための仕掛けまで、それぞれの部位にちゃんと意味があり、理由があって組み立てられています。 基礎を知って障子を見ると、何気ない和室の障子にも職人の思いが込められていることに気づき、きっと見方が変わってくるはずです。ぜひご自宅や身近な和室の障子にも目を向けて、その作りを観察してみてください。「なるほど、こうなっていたのか」と新たな発見があるかもしれません。 障子.comでは、障子に関するあらゆるご相談やオーダーメイド製作のご依頼を承っております。「障子を新調したいがどの種類が良いか迷っている」「自分で張り替えたいけど上手くできるか不安」「和室をリフォームするのでプロの意見を聞きたい」──そのようなお悩みがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。 経験豊富な建具職人が、伝統を踏まえつつ現代の暮らしに合った最適なプランをご提案いたします。障子の構造と魅力を知った今、ぜひ私たちと一緒に快適で心和む和空間づくりを実現してみませんか。障子.comが皆様の和の暮らしをサポートいたします。 スタッフ一同、皆様からのご相談・ご依頼を心よりお待ちしております。最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ今回の動画がお役に立ちましたら「いいね👍」やチャンネル登録もよろしくお願いいたします! 和の住まいをより良くする情報を今後も発信してまいります。では、次回もお楽しみに。

#名建築

2025.02.04

障子の正しい張り替え方【初心者向け】プロが教える道具・手順とサイズ選びのコツ

障子.comでは、世界に優しい日本文化である建具職人の技と心を守り伝え継ぎ、和の心と調和を大切にしながら、心安らぐひとときをつくるために障子や建具に関する情報を発信しています。 ここでは「障子の張り替え方」に関する解説動画と記事をご紹介します。初心者の方でも安心して取り組めるよう、道具選びから張り方のコツまでプロの視点で丁寧に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。 ■ 動画紹介:プロ職人が教える障子紙の基本の張り替え方 今日私が山形県の「斉藤勇治建具店」さんにお邪魔し、プロの障子貼り職人である佐藤さんから障子紙の正しい張り替え方を教えていただきました。 動画では「障子の張り替えって難しそう…」「道具や糊の選択が分からない…」といった初心者の不安を、丁寧な説明で解消してくれます。誰でもすぐに実践できるよう、道具選びから貼り方のコツまでしっかりなポイントもすべて網羅! ※この記事の準備:まず動画内で紹介された内容をまとめ、後半動画で解説しきれなかった部分やよくある質問について考えます。記事を読めば動画の内容がさらに理解でき、障子張り替えに関する疑問も解決するはずです。 ■張り替えに必要な道具と材料 初心者が障子の張り替えに挑戦する際は、事前の道具準備が成功の鍵です。動画で使用していた道具・材料と選ぶポイントを紹介します。 • 障子用のり(ペースト) – 必ず障子紙専用のペーストを使用します。市販の安価な液体のりやスティックのりで代用すると、乾燥後の強い力が強すぎて紙が剥がしづらくなるなど障子には不向きです。 障子専用ペーストは澱粉など由来成分でできております紙に天然に優しく、水溶性で張り替えやすいのが特徴です。 使用時はメーカー説明書に従って水で加減しましょう(目安はペースト:水=10:1程度)。 水が多すぎると次に力が落ち、濃すぎると乾燥時に紙が制限して桟を強く引っ張りすぎてしまいます。 動画では一般的な障子紙よりもかなり扱いにくい「タフトップ」という強化紙を使用しました。 縦に引っ張っても簡単には裂けず、水に濡れても繊維が強いため初心者でも扱いやすい紙です。 特に小さなお子さんやペットのいるご家庭では、多少ぶつかった程度ではかなり難しい強化紙がおすすめです。 反対に、思い切って薄かったり安すぎる紙(例:100円ショップの障子紙)は慎重に扱いが難しいため避けたほうが無難でしょう。 職人は豚毛など高品質な刷毛を使いますが、家庭で一度きりの使用なら市販の安いものでも構いません。 ポイントは刷毛をトントンと使えるように使えること。実際の動画でも、刷毛を叩くように均一に一時のりを塗っていました。 • カッターナイフ -紙を仕上げにカットするため、新しい刃をご用意します。刃先が鋭利でないと紙が綺麗に切れず毛羽立つ原因になります。 またカッターは寝かせ気味の角度で使うとゆっくりな切断面になります(立すぎると口がギザギザに切り荒れます)。 •定規(カット定規) –カッターで切る時に即定規です。でき障子の桟の幅に合った長さの定規があるとすぐ切れて便利ですが、家庭ではとりあえずの間ずっとめの定規でもかまいません。 透明なアクリル定規(厚さ5mm程度)だと下の桟が見えてラインを合わせやすく、安全に力をかけられます。桟に沿って使って、ある程度厚みと重さがあるものが安定して切りやすいでしょう。 •その他の道具 – マスキングテープ(またはセロハンテープ):紙を仮止めするのに使います。のり用トレー:ペーストを入れてブラシ毛で使う容器。市販品や代用品として靴のサイズトレーなど平たい容器でもOKです。スポンジや霧吹き:古い紙を剥がすときに水を含ませて使います(詳しくは後述)。 ▽メモ:障子紙の種類と貼り方について現在、障子紙の貼り方には「ペースト貼り」の他にアイロン貼りタイプや両面テープ貼りタイプの商品も販売されています。 アイロン貼りは紙の裏側に熱で溶ける樹脂ペーストをつけていたもので、アイロンの熱を当てて次に行います。 両面テープタイプは先に桟に専用の両面テープを貼り、その粘着で紙を貼る方法です。 どれも簡単なのが魅力ですが、本記事ではオーソドックスな「ペーストで貼る方法」を中心に解説しています(他のタイプを使用する場合も基本的な手順自体は似ています)。 ■ 手順:障子紙の張り替え基本ステップ それでは、実際の障子紙の張り替え手順を5つのステップに沿って説明します。初心者の方でも失敗しにくいポイントを押さえていきましょう。 1. 古い障子紙を剥がす まず古い障子紙の取り外しから始めます。 前の紙をつけていたままでは新しい紙を綺麗に貼れないので、ここは丁寧に行います。 剥がし方は以前の貼り方によって異なります。 以下の方法を参考にしてください。 • 糊で貼ってあった場合(一般的な障子紙):霧吹きや水を含ませたスポンジで、古い紙の上から桟をまんべんなく濡らします[7]。水をかけると糊がふやけて紙が剥がしやすくなります。数分間から端からゆっくり紙を剥がしましょう。 • アイロン貼りタイプの場合:紙の端にアイロンを当て、ペースト樹脂を熱で溶かしながらゆっくり剥がします。熱いうちに少しずつはがすと簡単に比較的に取れます。 • 両面テープ貼りタイプの場合:紙がビニール系素材で裏にテープ貼り付けた強化障子紙などは、角からそのまま引き剥がしますか、必要に応じてドライヤーの温風を当てて粘着を柔らかくしつつ剥がします。 古い紙を剥がしたら、桟に残った糊や紙片を綺麗に除去します。濡らした布やスポンジで桟を擦り、古い糊をふやかしながらヘラ等で丁寧に削り落としてください。 この底処理をしっかりと新しい紙がしっかり付かず、結果にシワや凸凹が出る原因になります。 桟全体を拭き終えたら完全に乾燥させましょう。濡れたまま次の工程に進むとのがうまく付かないので注意してください。 2. 新しい障子紙の位置合わせ(仮止め) 次に、新しい障子紙を障子枠に仮止めして位置を決めます。 1.障子の桟(さん)全体に新しい紙を重ねてみて、紙を貼る向き・位置を確認します。ロール紙の場合は紙が転がって全体にかぶせ、紙の端が四方の枠から2~3cmずつ余裕を持って余る位置に調整しましょう。柄の紙の場合も、図柄が桟に対して違和感なく配置されると確認します。 2.紙の位置が決まったら、障子枠の上辺の桟に紙をテープで仮止めします。まずは上中央辺あたりを1ヶ所留め、紙が枠に対して平行になったら確認します。 歪んでいれば貼り直し、すぐに上辺の左右端もテープで留めて計3ヶ所固定します。マスキングテープが剥がしやすくおすすめですが、無ければセロテープでも代用可能です。 3. テープで仮固定したら、一度紙を巻き直すように半分ほど丸めておきます。これからのりを塗るため、紙が邪魔にならないよう枠の外側に丸めて避けてくださいイメージです。 ※ポイント:紙の寸法と障子サイズ 市販の障子紙には幅や長さにいくつかの規格があります。一般的な障子(半間サイズ)なら幅94cm前後のロール紙で足がいきますが、丈の長い障子向けに幅広・丈長の紙も売られています。張り前に使いの障子のサイズを測って、紙を選ぶ際に迷いません。 障子の高さや桟の数によって必要な紙の長さが違うため、購入時は「○本分貼れる〇m巻き」のような表示もチェックしましょう。 特殊なサイズの障子や紙の寸法選びに不安がある場合は、当サイトの「障子サイズの測り方ガイド」(内部リンク)も参考にしてください。 3.桟に糊を塗る ここはスピードよりも均一に塗ることが大切です。 • ペーストの準備:障子用のりをトレーに出して、必要に応じて適切な割合で水を加えてよく混ぜます。ペーストの硬さの目安は「重湯(おもゆ)」くらい、刷毛でスッと塗れる緩さです。 • 塗り始める位置:仮止めしている上辺から塗り始めます。まずひたすら桟(縦横に格子状に組まれた部分)のほうを先に塗り、最後に四方の太枠(外枠)を塗り順番がおすすめします。外枠は最後なので、塗った後すぐに紙を貼り付ける際に手や服にのが付くのを防ぎます。 • 刷毛の使い方:刷毛にはたっぷりペーストを含まず、桟の上を軽く叩くようにトントンと置いていきます。 ゴシゴシと刷毛を引きずるとペーストムラやはみ出しが大きいため、「点置き」するイメージで細かく塗りましょう。 • ペイント量と範囲:桟の木部に面うっすら濡れる程度に糊が渡ればOKです。多少過ぎても乾けば透明になりますので神経質にならなくて大丈夫です。 外枠部分は内側寄りに幅1~2cm程度の帯状にペーストを塗ります(外全面枠に塗る必要はありません)。 また、一度に全部の桟にペーストを塗ろう、上半分から貼って下半分というように少し塗って貼り、また塗って貼り続ける方法だと焦らず安心です。 (※万が一「速乾性」の障子用後続剤を使う場合は、一気に貼らずに2/3回塗って貼るなど工夫してください。 普段はのんびりやってもペーストがすぐ乾いて貼れなくなることはありませんので、落ち着いて作業しましょう。) 4.新しい障子紙を貼る ペースト付けができたら、乾かないうちに障子紙を貼り付けます。 • 貼り始め:最初に固定した上辺から紙を転がして貼ります。紙がたるまらずピンと張りながら、端から順に空気を押し出すように指または手のひらでなぞりつついていきます。 • 位置の微調整:貼っている途中で紙が歪んでしまった場合は、ペーストが乾く前であればそっと紙を持ち上げて貼り直すことも可能です。無理に引っ張りすぎると紙が慎重になりますので、力加減に注意しながら優しく調整してください。 強化紙とはいえ我慢な力には弱いので丁寧に扱いましょう。 • 貼り終わるので一つする:全体に紙を載せ終わったら、桟の格子一つの上から軽く押さえて紙をしっかりさせます。 • 紙の巻きグセ対策:ロール紙の場合、巻いてあったクセで貼ったすぐに紙が端から少し浮いてきます。 5. 節約な部分をカット・仕上げ乾燥 貼り付けが完了したら、はみ出している紙をカットして仕上げます。 • カットするラインを決める:まず障子枠の縁に沿って、紙に爪で軽く筋をつけます。こうなると今度カッターの刃をすぐにラインが立ってしまいます。 特に薄い紙の場合、この一手間でとりあえず切りやすいのでおすすめです。 • 定規を当てて切る:障子枠の木にぴったり沿うように定規を当て、カッターナイフでゆっくりな紙を一気に切り落とします。 カッターは必ず切れ味の良い刃先を使って、途中でやっと刃を折って新しい切れ味で再開しましょう。 途中で止めずにすぐに切るのが綺麗に仕上げるコツです。 • テープの削除:カットが終わったら、そこで仮止めに使ったテープを静かに剥がします。 テープで止まっていた部分の紙も慎重にされているはずなので、それらの念のためな紙片も全て取り除きましょう。 これで新しい障子紙が枠ぴったりのサイズに張られた状態になりました。 最後に、貼った障子紙をしっかり乾燥させます。 豆知識:雨の日の作業が実はおすすめ? 実は障子の張り替えは雨の多い時期に行うときれいに仕上がるという話があります。 意外と思われるかも知れませんが、晴天のカラッと乾燥した日よりも、適度に水分がある環境のほうが仕上がりが良い場合もあります。 ■よくある質問と仕上げのコツ 最後に、障子の張り替えに関してよく寄せられる疑問や、プロの現場からのアドバイスをQ&A形式でお答えします。 Q1. 貼った後にシワやたるみができたら霧吹きをしてもいいの? A.小さなシワであれば、乾燥過程で紙が短くなって自然に伸びて見えなくなることが多いです。 どうしても気になる場合、軽く霧吹きして紙を湿らせると乾燥時にピンと張るためのシワ取り効果があります。 特に霧吹きの多用には注意が必要です。 特に強度の高い障子紙は湿らせて紙の張力が非常に強くなり、ペーストやテープの次に力を上回って紙が折れたり、木枠自体を引いて桟が反って曲がったりしてしまうことがあります。 プロの佐藤さんも「基本的に霧吹きは使わない」と話していた。 Q2. 障子紙は毎年張り替えてはいけませんか? A.昔は年末の大掃除で毎年張り替えるご家庭も多くありましたが、現在では毎年張り替える必要はありません。 日当たりが良く常に日光にさらされている障子は紙が傷みやすいため少し早めでも良いですが、無理に頻繁に変えることはありません。 Q3. 両面テープやアイロンで貼るタイプの障子紙も気になります。違いはありますか? A.両面テープ式やアイロン式の障子紙は、初心者には扱いやすい時短になるというメリットがあります。 アイロン式はアイロンをかけるだけ、テープ式は糊を使わずシール感覚で貼れるため、手や周囲を汚しにくいです。 ただし、これらは製品ごとに貼り方・剥がし方のコツが違います。例えばアイロン障子紙は温度管理やアイロンを当てる時間に注意が必要ですし、テープ式も一度貼って貼り直すのが難しい場合もあります。 どの方法にも一長一短ありますので、「手軽さ優先」か「伝統的な仕上がり重視」かで選ぶと良いでしょう。 Q4. 張り替える自信がない場合はどうすればいいですか? A.張り替え作業が不安な方、枚数が多くて大変な場合は、プロに依頼する一つの手です。 さらに業者ならではの豊富な紙の種類から選べる強みもあります。 部屋の雰囲気に合わせたデザイン紙や、障子独特の新調・リフォームなど、プロならではの提案も受けられます。 もしDIYに不安があるときは遠慮なく専門家に相談することをおすすめします。 ■まとめ 障子紙の張り替えは、正しい道具選びと手順のコツさえ押さえれば、初心者でも十分に仕上げることができます。 古い紙の剥がし方からペーストの塗り方、仕上げのカットまでポイントを順に説明してきましたが、いかがでしょうか? ぜひこの解説と動画を参考に、ご自宅の障子張り替えにチャレンジしてみてください。 その場合は障子.comをぜひ活用してください!障子.comではプロの建具職人による張り替えサービスのご相談や、強度アップした障子紙・伝統柄障子紙など商品のご購入も承っております。 和の空間を支える障子、皆様が快適で心安らぐひとときを過ごしましょう、障子.comがお手伝いいたします。ぜひ当サイトのサービスや関連情報も活用して、理想の和室づくりにお立ち寄りください。 この記事と動画が、あなたの障子の張り替えの一助となれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。これからも障子.comでは、伝統の技術を活かした和の暮らしに役立つ情報を発信してまいります。障子や建具について何かありましたら、いつでもご連絡・ご相談ください。

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